これまでまともなPCをもたない生活を送ってきたがこの度、自分用としては10年ぶりにPCを購入した。
富士通の1kg以下の超軽量WindowsPC、LIFEBOOKの中古だ。
何故PC不要の生活から一転して購入に至ったのか、そして数ある中古PCの中からなぜLIFEBOOKを選んだのかをレポートする。
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↓本編スタート↓
なぜ今までPCが不要だったのか
みんなPC使ってる?
そもそも、なぜ今までPCなしで生活できたのか。理由はいくつかある。
- スマホで十分だった: スマホのスペックが上がりすぎて日常的な情報収集やSNSはもちろん、重い作業でも全てスマートフォンで完結できてしまう
- 子育てという環境: 小さな子どもがいると、部屋にこもってPC作業に集中する時間を確保するのが難しかった
- 学習環境: AIの勉強や活用などは会社のPCで認められているので十分可能だった
- 既存デバイスの存在: ほぼ使ってないがプライベートでは古いMacBook Airを所有しており、妻はThinkPad X1 Carbonを持っていたため、どうしてもWindowsで作業が必要な場合は借りることができた
これらの理由から、積極的に自分専用のPCを所有する必要性を感じていなかったのである。
PC購入に踏み切った「変化」と「目的」
まず、子どもが成長し、自分の時間が確保できるようになったことが大きい。そして、中古PC市場の魅力に気づいた点も重要だ。新品なら20万円以上するようなハイスペックモデルが、中古なら5万円以下で手に入る。これは大きな発見であった。
直接的な引き金は、長年連れ添ったMacBook Air (Early 2016)のバッテリーが完全に寿命を迎えたことだ。コンセントに繋いでいれば使えるものの、抜いた瞬間に電源が落ちるため、もはやノートPCとしての役割を果たせなくなった。
私は高校時代~大学時代に自作でPCを組んでいたこともあり、Macを使っているものの、やっぱりWindows派。
かつてのWindowsはMacに比べてフォントが汚いなど、デザイン面で見劣りする部分があったが、Windows 11は洗練されており、非常に好印象だった。
そして何より、「会社のPCではできない、自由なこと」をやりたいという欲求が強くなった。具体的には、以下のような目的があった。
- 自由にアプリケーション(いわゆる野良アプリ)をインストールしたい
- 会社指定以外のAIツールを気兼ねなく試したい
- MacBook Airの代わりに、快適な環境でブログを執筆したい
- 撮りっぱなしになっていた旅行動画を編集し、作品として残したい
これらの作業は、スマートフォンの小さな画面では到底やる気になれない。こうして、私にとっての「PCを持つ意味」が明確になったのである。
また、iPhoneの母艦としての大容量ストレージのPCがあると便利で安心だ。
LIFEBOOKを選んだ理由
数ある中古PCの中から、最終的に富士通の「LIFEBOOK」を選んだ。その理由は以下の通りだ。
- 圧倒的な軽さ(公称799g): たとえ部屋とリビングでの移動くらいであっても持ち運ぶなら軽さは正義である。
- コストパフォーマンス: 企業のリースアップ品が中古市場に豊富に出回っており、非常に安価に購入できる。
- 将来性: 第8世代Core iシリーズ以降のモデルを選べば、最新のWindows 11に正式対応している。
- 拡張性: USB-Cポートからの給電や4Kディスプレイへの映像出力が可能で、現代的な使い方に対応できる。
- カスタマイズの自由度: 購入したショップでは、メモリ12GBや20GB、SSD 512GBや1TB、そして「新品バッテリー」への交換といったオプションが選べた。
特にバッテリーは重要なポイントだ。以前、妻用に購入したThinkPadは非常に状態の良い美品だったが、バッテリーは消耗しており、結局8,000円ほどで互換バッテリーを購入・交換した経験がある。軽くてもバッテリーが死んでいては、持ち運ぶ意味がない。
自分で交換できなくはないが、ほぼ原価で入れ替えてくれるなら保証の切り分けの意味も含め店にお願いした方がいい。
ちなみにメモリが12GBとか20GBとか中途半端でキモいのだが、4GBがオンボードで、そこに8GBか16GBを追加で刺すようだ。
購入したモデルと最終価格
購入したのはこちら
ベースモデルから以下の通りカスタマイズを行った。
- 筐体: ブラック
- CPU: 第8世代Core i5-8250U
- メモリ: 8GB → 20GB (+5,000円)
- ストレージ: SSD 128GB → 新品SSD 1TB (+8,000円)
- バッテリー: 新品バッテリーに交換 (+7,500円)
つまり可能な限りフルスペックにしたわけだがベース価格21,500円にオプション料金を加え、2,000円オフクーポンを適用した結果、総額はちょうど40,000円であった。
最後の最後まで迷った対抗馬
購入直前まで、HPの「EliteBook 830 G8」と迷っていた。
第11世代のCore i7、メモリ32GB、高速なNVMe接続のSSDと、今後10年は戦えそうなハイスペック機だ。現在、会社のPCが同じHPのProBookで、そのキーボードの打鍵感や筐体の質感、スピーカーの音質に満足している点も後押しした。
しかし、「ここまでのスペックを本当に使いこなせるのか?」「会社のPCと間違えて持っていきそうで怖い」という懸念が拭えない。
そこで、「もし本格的な動画編集などでスペック不足を感じたら、その時に買い直せばいい」という割り切りのもと、まずは「安くて軽い」LIFEBOOKを選択することにした。
実機を手にしてみての本音レビュー
【良い点】
- 外観の綺麗さ: 中古としては十分許容範囲。底面の角に塗装ハゲこそ見られるものの、天板に傷はなく、キーボードの擦れや液晶のドット抜けも見当たらない綺麗な個体だった。
- 所有欲を満たす満足感: やはり自分専用のPCというのはいいものだ。これからこのマシンで何をするか、考えるだけでワクワクする。
- 軽さという価値: 後述するが、公称値よりは重かった。しかし、大きめのタブレットと変わらない感覚で気軽に持ち出せるこの軽さは、何物にも代えがたい価値がある。
【残念な点】
- 公称値より重い重量: 実測したところ、公称の799gではなく870gだった。メモリの2枚刺しや1TB SSDへの換装が影響しているのかもしれない。会社のProBook(約1.2kg)と明確に持ち比べなければ、劇的な差は感じにくいかもしれない。
- スピーカーの音質: はっきり言って、ひどい。音楽を聴くのは到底無理なレベルで、「シャカシャカ」という音しかしない。オンラインミーティングで相手の声がまともに聞こえるか、若干の不安が残る。
- 古くさいタッチパッド: タッチパッドの下に物理的なクリックボタンが配置されているタイプ。ここ10年以内に主流となった、パッド全体を押し込めるタイプに慣れていると、デザイン的に古さを感じるし、パッド面が狭く操作しにくい。
- 動作のレスポンス: 新品のSSDに換装済みだが、接続がNVMe方式ではなくSATA方式のためか、起動やファイルの保存で「爆速」というほどの感動はなく、一瞬の間を感じることがある。
- 中古ならではのチグハグ感: Windows11が入っているが、元々Windows10なので、必要なドライバが入ってなかったり、パーテーションがおかしかったりする
- 画面サイズとアスペクト比: これに関しては知って買ってるので我儘だがフラッグシップモデルなので14インチのWUXGA 1920×1200とフルHDより縦に少し長いものを採用して欲しかった。
まとめ:中古LIFEBOOKは知識あるならアリ
いくつかの不満点はあるものの、4万円という価格で手に入れたPCとしては、総合的な満足度は高い。この性能と軽さのPCを新品で買えば、間違いなく15万円以上はするだろう。「もはや新品のPCを買う意味はないのではないか」とさえ思わせてくれる。
現時点で中古ノートPCを選ぶ上での「鉄板構成」は以下。
- CPU: Windows 11が正式対応する第8世代Core i5以上
- メモリ: 16GBほしい
- バッテリー: 新品に交換されていること。もしくは自分で交換出来る事
- SSD:出来ればNVMe方式だけどガチ勢じゃないなら方式より容量。最低512GB。1TB欲しい!
この4点を押さえておけば、大抵の用途で不満なく使えるマシンが安価に手に入る。
一方で、購入後それなりのPC知識が試されるシーンもあった。
それは別記事で書こうと思うが、PC購入を検討しているが新品の価格に躊躇している方は、ぜひ一度、中古市場を覗いてみてはいかがだろうか。
購入後の困りごと(詳細は別記事予定)
- SSDのパーテーション問題(128GB構成時の名残?で謎パーテーションあり)
- タッチパッドの問題(二本指スライドや複数指ジェスチャーが機能しない)
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