昨年10月から登場した日本版ApplePay。
まさかFalicaを搭載し、iDとQUICPayの決済インフラに載せる力技で独自の決済スキームを実現するとは思っていなかったので電子マネーオタクとしては感心したものだ。
一方で、対応カード会社のラインナップが微妙だった。
8割対応と言っているが、大半を三井住友カード系のVJAグループで頭数稼いでおり、1%以上の高還元カードが軒並み外れていたからだ。
例外的に楽天カードがApplePay実施当日にギリギリ滑り込み開始したが、それ以外はみんな0.5%程度で、これだったら1.5%還元のSuicaだけでいいやと思った。
2017年3月1日に7社追加!
アメリカン・エキスプレス・カード、アプラスカード、マルイが発行するエポスカード、ジャックスカード、JTB旅カードやエディオンカードなどを発行しているセディナカード、ファミマTカードを発行しているポケットカード、ライフカードの7社。今後、UCSカードも対応するとの事。
高還元「ジャックス」の対応はデカい!
前払式のSuicaと比較して後払いのiDやQUICPayの強みは残金不足が起きない事だが、iPhone上でSuicaチャージ出来るためもはやデメリットというほどでなくなった。
それでもチャージし忘れた時や、交通系電子マネーに対応していない店で残金気にせず使えるのはありがたい。
私が登録したジャックスのExtreme CardはVIEWカードでSuicaチャージした時と同等の1.5%還元カードなので還元率で損する事もない。
さらに、ApplePay対応によりジャックスカードでSuica(ApplePay)にチャージ出来るようになったため、もはやVIEWカードすら不要になる。
元々Suica&エクスプレス予約のために使っていたVIEWカードだが、いよいよ本当に不要になってきた。
出来ればiDが良かったな
ApplePayでは、カード会社毎にiDかQUICPayかに振り分けられ、ジャックスはQUICPayが割り振られた。
最近ではマルチ決済端末の普及により、複数の電子マネーが使えて当たり前になってきているが、肌感でiDの方が使える店の方が多い。
例えばマクドナルド。iD、WAON、Edyの3つに対応している。つまり、SuicaもQUICPayも使えない。
iD用に三井住友カードをApplePayに登録しているが、還元率が0.5%なので率先しては使いたくない。
さらに、iDは1回の決済上限が無い(理論上限度額まで利用可能)なのに対し、QUICPayは2万円だ。
2万円を超えるならクレカで払えばいいので人生でこの機会が来るか分からないが出来ないより出来た方が良い。
後、「クイックペイで。」って言いにくい。昔はiDより圧倒的にEdyが使われていたため聞き間違えられるというか、~ディーはEdyと店員が思い込んでる節があったが、最近はEdy使ってる人も減ったのか、iDが市民権得たのか間違えられない。
まぁ気持ちゆっくり目に「アイ ディー で。」って言うようにしてるけど。
何はともあれ嬉しい
以前ジャックスの人と話した際、電子マネー付けた方が良いでしょ。って話をしたのだが消極的だった。
さすがに何故消極的だったかは言えないが、一般論として、Felicaを搭載するとカード発行原価があがったり、サポート問い合わせが増えたり、そもそも戦略としてどの電子マネーと組むのかといった問題があり便利そうだから付けました~とはいかないのだろう。
なんとなくだが、2,000円以下の買い物でクレカは出しにくくないだろうか?電子マネーなら10円の買い物でも出せる。
今までは高額決済はExtremeCard(ジャックスカード)。少額決済はSuicaと使い分けてきたが、Suica、QUICPay両方の電子マネーの出処をジャックスに集約出来るようになれば、今まで年会費無料となる年間30万円支払いに足りてなかった人も、Suicaのチャージにも使う事で超えられる可能性がある。
小額決済って意外と使うものだ。平日500円コンビニ等で電子マネーを使うとすると月1万円。年間12万円となるので残り18万円。
光熱費、プロバイダ、携帯代があれば十分クリア出来るだろう。
コメント