サークルKサンクスがファミマに買収され、楽天ポイント→Tポイントにシェアを奪われるであろう一方で、
昭和シェルが出光に売却される事でPonta→楽天ポイントになるであろう一進一退の楽天ポイント。
11月にRポイントから名称変更されたのはご存知だろうか?
やはり「楽天」で統一したいという想いもあるだろうが、消費者に「R」=「楽天」と認知させる事が難しかったというのが本当のところだろう。
Web業界で「R」というと「リクルート」と思う人が大半だろうしそのリクルートポイントは11月末にPontaと統合したため誤解を招かぬよう先手を打ったと見える。
ちなみに今後ホットペッパービューティーやポンパレで貯まるポイントはリクルートポイントではなくPontaになるが、リクルートポイント自体は無くならない。
ポイントサイトとの交換を原則禁止しているPontaと、ポイントサイトからの交換含め発行の機会をWebで広げようとしていたリクルートポイントが折り合わなかったのか、交換先として当面リクルートポイントを残すようだ。
もちろんリクルートポイントは1ポイント単位でPontaに交換出来る。
さて、その「R」を返上した楽天だが、いつかの日経トレンディーだかDIMEだかで20代から50代くらいまでの所持数No1だと載っていた。
昔は三井住友カードやジャックス、ライフカード等多くのカード会社がCM放送していたが今やTVCMを積極的に行っているのは楽天カードくらいである。
「楽天スーパーポイントが1%貯まる!」というキャッチーさはクレジットカード専業会社である三井住友カードのワールドプレゼントやジャックスのラブリィポイントでは出来ない。
楽天Edyを内蔵する事で1枚でクレジットカードとしても電子マネーも使える便利なカードとだった。
Edyはチャージが面倒だったが、6月からはファミリーマートで利用した際設定額を下回っていると指定額がオートチャージされるようになって不便も解消された。(何故サークルKサンクスじゃないんだ・・・)
さらに12月17日から、「楽天ポイントカード」と電子マネー「楽天Edy」の機能が付いた一体型のクレジットカード「楽天ポイントカード機能付き楽天カード」の申込・発行を開始した。
機能追加なのか、販促費を追加したようでバリューポイントクラブで無料カードでは破格のポイントバックキャンペーンを行っているのを発見した。
凄い勢いである。それだけ発行後の利用率が高く回収見込みがあるのだろう。
しかも、実際リンク先では楽天ポイント8,000円分ではなく、8,500円と表示された。
と思ったがリンク先を見ると2,000ポイントは20人に1人しか当たらない。
申し込んでいる時にいちいち詳細見ないだろうから誤解する人もいるだろうがそのあたりも楽天っぽい。
いずれにせよ通常5,000ポイントのところ8,000ポイント、人によっては8,500ポイント以上付くようなのでいつか作ろうと思っていたのであれば今が良いだろう。
11,880円分のポイントがもらえるバリューポイントクラブから申し込む場合はバリューポイントクラブへの会員登録が必要だ。
バリューポイントクラブへの会員登録が面倒で楽天の8,000ポイントキャンペーンだけで良い場合は以下から。(12/20までの申し込みに限る。以降のポイント付与数はリンク先で要確認)
ValueCommerceのアフィリエイトプログラムとバリューポイントクラブのポイントサイト(同じ会社が運営)をひも付けているとキャンペーン対象外になるとの事。
まさに私じゃないか・・・。
また情弱な私は騙されてしまったようだ・・・。
しかし本当に「対象外」な事がわかりにくいサイトが多い。
今回書いてきた楽天カードのキャンペーン1つとっても
- リボ設定で2000ポイントもらえるのは20人に1人
- バリューポイントクラブ運営会社の別サービスを使っている者は対象外
と2つの読み込まなければ勘違いを招きやすい事があった。
この間も某ポイントサイト経由で会員登録してiTunesギフトを買うと1500ポイントもらえるキャンペーンがあったのだが、1000円単位の銀行振込しか受け付けておらずかなり面倒な作業をしてようやく購入したのに1万円以上購入が条件だった。
その1万円以上購入が条件というのが会員登録動線でなく別ページに書いてあり多くの人が気づかないんだろうなと思った。
ポイントサイトやポイント自体があまり良い印象持っていない人が多いのは、個人情報がとられるという心理的なものの他に、
使いみちが限られていたり、期間限定ポイントだったり、せっかくやったのに対象外だったりとお得な気がして頑張ったのに対価がもらえなかったという経験から良い印象をもたなくなったのではないかと思う。
私もポイント業界にいるからこそ失敗しても商談で使える話に出来るので気にしないが、
そんな人はごくわずかで大半は多少面倒でもインセンティブをもらえる事をモチベーションにポイントサイトやポイントキャンペーンを利用しているという事をプロモーション側は忘れてはいけない。
ポイントサービスは健全で公平だと思ってもらえるような業界努力を望む。
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