ここ2~3年でスマホ決済が一気に普及したおかげで現金を使う頻度がものすごく減った。
世の中的にもたくさんお金やカードが入る長財布が売れなくなっているらしい。
私は学生時代、財布を後ろポケットに入れてたせいでキャッシュカードの端が割れて以降財布は右前のポケットに入れるようになった。
それもあってポケットが極力膨らまないように10年以上薄い財布を求め続けている。
その究極回答の一つが今回紹介するTenuis3だ。
Tenuis3とは
なんでこんな覚えにくい名前にしたのか気になって逆に覚えてしまう Tenuis3(テニュイス3)は、何も入れていない状態で薄さ6mmで、カード7枚、小銭もたっぷり入れられる2つ折り財布だ。
クラウドファンディングで4,400万円集めたミニマリスト的ウォレットだ。
今までのabrAsusの薄い薄型に代表される薄型財布は、カードホルダーと小銭部分が重ならないようにするアプローチが主流だった。
Tenuis3が薄さを実現するのに採用したのはカード2列配置。
2列配置自体も、以前からあって興味があった。
例えば、「カードをたくさん入れてもさらに薄い財布」なんかがそうだ。
確かに比較的薄いのだが、耐久性をもたせるため革がしっかりしすぎていてマチも余裕をもたせておりカードホルダーって感じ。
Tenuis3は、2列配列かつ、ギリギリサイズで作っているのが魅力だ。
本当にカード2分の大きさで出来ている。
内側は柔らかいゴートレザーを使う事で薄型化し、外側にヨットの帆に使われる帆布(キャンバス)を使用する事で薄くても耐久性を高めている。
小銭入れはカードと反対側にあり、お札も入る。
でもいくらギリギリに作ったとはいえカード2枚分の大きさあると前ポケットに入れるには大きすぎる気がする。
長年使ったベルロイのNotesleeveから同じ形状のクローンに買い替えて多少の厚みはあるも満足していたが、Tenuis3が気になりすぎるので購入した。

Tenuis3レビュー
もうリリースから結構経つので写真掲載も今更感あるが、イケてるブログだと無印的なデスクに置いていい感じでライト当てて絶妙な角度で写真撮るのでリアルが分かりにくい。
ケース研名物生活感あふれる環境で撮影していこう。
初代iPhoneSEと比較。
こうやって見ると縦はスマホより断然短い事がわかる。
幅は1.5倍くらい。
現在使っているBellroyのノートスリーブクローンとも比較。
一回り大きいが思っていたほどではない。ポケットに入れても問題なさそうだ。
というか、比較が小型財布だから大きく見えるだけで、100均で買った普通サイズの財布と比べるとむしろ小さい事がわかる。
財布の布に入った細かい線が気になるが、ドライヤーをあてると塗ってある蝋が溶けて消えるそう。
今まで皮財布を使ってきたので高級感という意味ではあんまり感じない。
一方の内側はヤギの皮が使われていてなかなか高級感がある。
全面この皮にすれば良さそうだがそれだと耐久性がなさすぎるんだろうな。
ちなみにこの写真撮影した時点で気づいてないが上下逆だった。(下側に札入れがある)
小銭入れ部分。ジップにはFRUHという薄型財布にも使われているYKKの小型ファスナーを採用。
札入れはこちら。札入れの存在はもちろん知っていたが、どちらが上か気づかなかったくらい革が薄い。
左側にSuica等を入れるカード収納、右側に鍵を入れられる専用スペースがある。こんなに薄いのにたくさん収納スペースがあるのが良い。
収納してみた
まずはカード。公証1つのカードスロットに3枚のクレジットカードを収納可能だ。
実際入れてみると3枚はまったく問題なくスムーズに取り出せる。伸びるからやらないが4枚でもいけそう。
3枚をづつ奥まで入れ込んだ。abrAsusはカードホルダーにギチギチになる枚数入れておかないと端からこぼれる問題があるのだが、Tenuis3は真ん中で固定されるためカードを落とす心配が無い。
クレジットカードサイズギリギリで作られているため残念ながらQUOカードは入らない。
札入れ部分に入れておこう。
さらに札入れ側に定期を入れた。
定期といってもコロナ以降私の会社は出社毎に実費清算に切り替わったためかつて定期だった面影の残る汚いPasmoを入れている。
もうモバイルSuicaで統一してしまおうか悩み中なのだが、私の場合、右側に読み取り機がある改札では右側に入れてある財布を使う方が動きが自然なんだよなぁ。
ところでカードが2列のおかげでそこを左手で掴むと札入れが開きやすくなっているのがおわかりになるだろうか?
何も入っていない状態の時に札入れの内側が薄い上段差が無いので使いにくそうだなと思ったのだがカードを入れるとその問題が解決されたのに驚いた。
続いて、キーケースに鍵を収納。
私の自宅の鍵は元々上記のような持ちて部分が太いタイプなのだが、分解して使っている。
鍵に付いている緑と赤のリボンにはオートロック解錠用ICチップが入っている。

さらにお札を入れてみる。
多くの小型財布が1万円札ギリギリ入る大きさで作られているが、Tenuis3はクレジットカード2枚をベースに作っているため余裕がある。
特に縦は深すぎるのでいままでのクセでしっかり奥まで入れようとしてしまうが適度なところまでにしておかないと取り出しにくい。
小銭入れは中に簡易間仕切りがあって、少し立てる事で小銭が動かず偏らない工夫がされている。
100円玉8枚くらいなら重ねず入れられそう。

アブラサスやHITOE等のような上記収納方法も良いがこちらも思っていた以上に薄くていい。
この状態で厚みをチェック。
何も入れていないNotesleeve(偽物)と変わらない厚みだ。
薄い分、鍵のところでの厚みが目立つ。
こう見るともう少し薄く出来そうじゃない?
ちなみにTenuis3は「3」と付くだけあって、3作目なのだが、過去のモデルではタイペックという紙のような素材を使う事で薄型化していた。
しかし、タイペックは時間が経つと劣化が激しく、1年、2年も経つとボロボロになっているようだ。

外に出てみる
タッチ決済も問題なく出来た。
小銭はまったくないと現金しか使えない時に困るので100円玉x2、50円玉x1入れておいた。
これで困る事ないだろう。
と思っていたら、100均でさっそく洗礼を受けた。
有人レジは現金のみだがセルフレジだと交通系電子マネーが使える100均に行った際、なんとセルフレジが使えない状況!
こっちは3つ買おうとしていたのに!!!
結局小銭を大量に受け取るハメに。
しかも菜箸だと思って買った売ってた中で一番長い箸、自宅に帰って比べたら全然長さ足りず使えないし!
これ買わなけりゃ小銭足りたのにな・・・。
でも大丈夫!まず、セリアは雑貨なら未使用品は1ヶ月間返品・交換可能!
そして、Tenuis3は小銭むちゃくちゃ入る!!
しかもたいして膨らまない。
これだけ入ってんのよ。
まとめ
Tenuis3は普通の2つ折りサイズの大きさでカード8枚、名刺2枚、家の鍵1つ、100円玉3枚、紙幣3枚入れた状態で一番分厚い部分で1.5cm程度というとんでもない薄さの財布だ。
外側が帆布のためカジュアル感が強くなってしまうのが残念だがカードはある程度持ち歩きたい、という人にとっては、ジャケットの内ポケットやズボンのポケットに厚みを抑えて持ち歩ける最高の財布だと思う。
タイトな作りのユニクロのヒートテックスリムフィットジーンズに入れてみたらこんな感じ。
また、私が買ったのがグレーだが、ブラックやネイビーといった濃い色であればビジネスにももう少し合うかもしれない。
Tenuis3のクラウドファンディングは終わったが、公式サイトより9,800円で購入可能だ。
Amazonでも取り扱いがあった形跡はあるが執筆時点で品切れ中。
もう一つのオススメ財布、Bellroy NoteSleeveの記事はこちら!


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