2011年から10年以上使い続けたメモアプリ「Evernote」。
年々使いにくくなっているけどもう調教されちゃって離れられないって人多いのではないだろうか?私もその一人だ。
過去に何度も乗り換えようといろんなメモサービスを試したがこれだと思えるものに出会えなかった。
しかし、今回ついにEvernoteと決別出来る代替えサービス「UpNote」に出会ったので何故Evernoteをやめたいのかから、他のメモアプリでダメだった理由。実際UpNoteに乗り換えてみて何が魅力だったのかをお伝えしたい。
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↓本編スタート↓
Evernoteが年々オワコン化
見た目はけして洗練されているとは言い難いが、第二の脳としてとにかくなんでもEvernoteにつっこんでおき、後に検索されそうな言葉を入れておく運用をしてきた。
無料だと月60MBのアップロード制限があるが、メインがテキストでたまに画像やPDFを入れる程度であれば問題なく洗練されているとは言い難いUIと、微妙に使い勝手の悪さを感じつつも毎日のように使っていた。
自分用のメモとして考えた際、フォントを太くして目立たせたい事はあっても、フォントファミリーを変えたい人は少ないだろうに何故かうまくいかない事が多い。
特にサイトから部分コピーをすると余計な枠や改行が入ったりフォントやフォントサイズ、文字色がおかしくなる事が多々ある。
WindowsならCtrl+Shift+Cでプレーンテキストコピーして貼り付けるのだが、それはそれで必要な改行情報まで削除されて1行になってしまったり、スマホだと簡単にプレーンテキストコピー出来ないので、一度純正のメモアプリにペーストしてから再度Evernoteに貼り付けたり結構難があった。
しかし、スマホでもパソコンでもさくっとメモが取れて、写真やPDF等なんでも放り込めて、後から検索出来る魅力はデメリットを凌駕し、見にくければ後でパソコンから編集すればいい。まずは思いついた時に忘れる前にインプットさえ出来ればいいと割り切って使っていた。
しかし2018年に無料版2台制限がかかる。
PCとスマホ1台づつなら問題ないが、仕事でもプライベートでもと考えると厳しい。
その際、乗換先としてIT系ブロガーがおすすめするMicrosoftのOnenoteやGoogle Keepに移行を試みたがOnenoteは多機能過ぎて絶対使わないボタンに画面を占領されていたり、Google Keepは文字の装飾が出来ず表やpdf等も貼り付けられなかったり、付箋的なUIで大きく表示出来なかったりとシンプル過ぎてどうも合わない。
このあたりは慣れも大きいと思うが、私にはEvernoteが合っていたのだ。
そこで、2台制限の迂回方法を編み出した。

これによって2022年6月現在でも4台、6台、8台といくらでも同期可能ではあるものの、
余計な表示が入ったり、さっとメモを取りたいと思ってiPhoneのアプリを開くと有料課金を促す広告が表示される。
課金したくないので右上の✕を押すのだが、「本当によろしいですか?」とまだ聞いてくる。
そのオファーを断るのだから「キャンセル」な気がするのだが、「確定」が広告を消すアクションとなっており分かりにくい。
忘れないうちにメモっ!って思いながらこの広告が出ると本当にうっとおしく感じる。
LINEもそうだがいや、お前に求めている機能はそこちゃうんや!って思うところばかり強化されて必要な機能にアクセスしにくくなっている。
もちろん彼らも慈善事業ではない。課金誘導したい気持ちもわかる。
しかし無料の次が680円/月は私としては高く感じる。
年払いだと5,800円と月換算で500円以下になるし先程お見せしたような広告から契約したり、ソースネクストのオンラインショップで販売しているEVERNOTE プレミアムパックならより安く契約出来る。
なくてはならないけど無料だから不満に思う事も我慢して使ってきたけど有料化しても不満は解決されないし、この手のサービスは一度課金するともう無料に戻れないと考えると高すぎる。
永久に無料で使わせろとは言わんが、月100円くらいが妥当だろう。
私のEvernote使い道
仕事の議事録的な使い方が主だが
- 会議の議事録
- 買ったものリスト
- 交流会で知り合ったまた会う可能性あるけど当分合わない人の情報
- 健康診断や源泉徴収票・保険証書など数年後に見返したい書類
- 実家に置いてある服やスマホ充電器などのリスト(写真付き)
- 海外旅行のお土産リスト
- 父母のスマホの購入日などのデータ
- 株主優待の使用履歴
- 姉の家に行くと頼む弁当屋のメニュー表
- ブログのネタになりそうな事
- WordPressのCSSバックアップ
- 妻のiPhoneのSuicaの番号(東海道新幹線にタッチで乗る時の事前設定で必要)
- 会社周辺のランチリスト
- 子供の申請関係履歴(どの銀行で設定したかなど)
- 充電式乾電池使用リスト
- 自宅付近の一時避難場所情報
- 防災バッグに入れてあるものリスト
- 面白いWeb記事のクリップ(Pocketを使う事の方が多いがこっちは一部分抜き出し)
- いつも忘れる芸能人の写真と名前リスト
- 見た映画一覧とレーティングと1行感想
- ●月までに●万円使って●ポイントバック的なやつのための支払い履歴
- ファイナンシャルプランナーと話した時のメモ
- サポートなどに問い合わせた履歴。いつ、なぜ、結果
etc と、とにかくなんでも入れまくっている。
2011年から2022年までの11年間で3000以上のメモがある。
例えば、公共料金の支払い履歴、新しく作ったクレジットカードなどなど、念のため捨てる前に写真取っておく人いると思うが、写真だと検索が難しい。
おそらく私含めEvernoteユーザーはなんでも記録したいタイプなので人より多くの写真を撮るのではないだろうか。
しかし、大量の写真の中から目当ての画像を見つけ出すって大変だ。
あれって2018年のお盆くらい?と思ったけど見つからず結果2016年のGWの写真だったりする。(長期休暇中でまぁまぁ暑かったという記憶だから2年とか余裕でズレる)
記憶力に自信がないので、覚えておくべき内容だと思ったらとりあえずEvernoteの新規メモを立ち上げる。
ほとんど仕分けもしないので、さっとメモが取れて、画像やPDFが貼り付けられて、後で探す時に検索するであろうキーワードさえ入れられれば十分なのだ。
ちなみに、昔は本当になんでもEvernote、だったが一部専用サービスを利用している。
名刺はEight。
カード(クレカ、キャッシュカード、会員証、免許証、保険証、パスポート、マイナンバーカードetc)については、カード類2というアプリで画像管理している。
これ、カードの裏表撮影、有効期限入力など、カード管理に特化したアプリでマメな人には本当におすすめなのだが残念ながら公開終了している。
類似アプリはカード財布Pro、My Cardsといったものがある。
これらはiPhoneのストレージに保存され、データは送信されないとされているが、自己責任でチェックしよう。
他のメモアプリはしっくりこなかった
先程記載の通り、Google KeepやMicrosoftのOneNoteはしっくりこなかったため苦肉の迂回方法を編み出してEvernoteを使い続けることになったのだが、その後も探し続けてきた。
SimpleNoteはEvernoteに近いがファイル添付出来ないのでダメ。
数年前から話題となっているNotionは以前勤めていた会社の社内ポータル、Wiki、タスクマネジメント、議事録用に契約しており、自分用のメモを取って社内外に公開するしないも選べるためほぼ毎日使っていた。
Evernoteの替えとなるかと言われると、複数人で共有する前提なためPCではこのブログみたいな感じで文字が大きく改行時の空白も多くてゆったりしており、さくっと書く1画面に多くの情報を表示したいメモとしてはあんまりだった。
Confluenceを使った事ある人はそれに近いと思ってもらえれば。
そんな中、ついにこれはと思うノートアプリに出会えた。
UpNote、それが乗換最適解。
Evernoteの乗換大本命、それがUpNoteだ。
まずはEvernoteとUpNoteの画面を見てほしい。
- こちらがEvernote
- そしてこちらがUpNoteだ。
3カラムで、左にノートブックやタグ、真ん中にノート、右側に本文が表示される。
メモの新規作成(新しいメモ)ボタンの位置が少し違う程度でほぼ同じUIといって良いだろう。
ℹボタンで詳細情報を常時表示可能
さらに、UpNoteでは右下のiマークを押すと詳細情報が表示される。
作成日時、更新日時、単語数、目次だ。
Evernoteでも表示できなくはないが、単語数は
目次は自分で作らないといけない。UpNoteであればHタグを使えば自動で目次を作ってくれる。
本文画面は小さくなるが私はPCではこの4カラムを基本としている。
ノートブック指定が簡単
右側下部はEvernoteではタグ、UpNoteではどのノートブックに入れるか(複数も可)を入れられる。
UpNoteでタグを使いたい場合、本文中のどこにでも、 #●●● とハッシュの後にタグにしたい文字を入力すればOK。
個人的にタグはほぼ使ってなく、ノートブックが選択出来た方がいいのでありがたい仕様。
タグはこのように左カラムのノートブックの下に表示される。
ちなみに上記はダークモードでの見た目。私は普段ダークモードで利用している。
フォント固定
Evernoteは明朝体やゴシック体など様々なフォントが使えるのだが、メモを取るにあたってフォントを変えたいシーンなどほとんどない。
しかし文字をコピペするとわけわからんフォントファミリー、フォントサイズになる事が多くさくっとコピーしたい時に困る。
Shift+Ctrl+Cでプレーンテキストとして貼り付け可能だが、今度は改行情報など必要なものまで失われてしまう。
UpNoteは非常にコピペしてもフォント情報を含まないのでコピペしやすい。
ショートカットキーでさくさく書ける
とはいえ見出しや目立たせたい事もある。
UpNoteではフォントファミリー、サイズは基本固定で、見出しでサイズを変える事が可能。
その他、太字、箇条書き、インデントなどのボタンが下部にありWordpressなどのCMS的に使えるためブロガーは直感的に書く事ができる。
また、各装飾にはショートカットがあるためよく使うものに関しては覚えてしまえば非常に入力が楽になる。
ショートカットキーを知らなくてもマウスでカーソルを持っていけばキーを教えてくれるのもありがたい。
Ctrl+Bでボールド(太字)になるといった定番のキーはもちろん、
Ctrl+2=H2タグ、Ctrl+3=H3タグで見出し設定すると目次にも反映される。
ちなみにNotion等で採用されている#を使ってもHタグをつけられる。
#+スペース=H1タグ、##+スペース=H2タグ、###+スペース=H3タグ…
Ctrl+数字はキーが遠く片手で押しにくかったので私は#が好み。
他にもCtrl+7で箇条書きリストが作れるのだが、「-」を入力した後にスペースを押しても箇条書きになるので私はそちらを利用している。
Evernoteにもショートカットはあるが、今まで使えたショートカットが廃止されたり、こんなショートカット覚える意味あるかな?って思うものばかりで私はほとんど使っていなかった。
別のメモへのリンクが貼れる
メモが増えてくると、目次的なインデックスページを作ったり、メモとしては分けておきたいけど連動しているので両方のメモを行き来出来れば便利だと思うのだが、UpNoteだと簡単だ。
上部メニューの「…」を押してこのノートへのリンクをコピーを押して貼り付けたいメモ上で貼り付けを行えばいい。
もっと簡単な方法として、貼り付けたいメモ上で[[と入力すると最近作ったノートの履歴10件が表示される。
その後に、任意の文字列、例えば[[保険と入れるとタイトルに保険と入れてある候補10件が表示される。
存在しない文字列、例えば[[abcdeと打ったところ、 +新しいメモを作成する”abcde”と表示され一見便利そうだが、メモに無い文字列でないと表示されず私のようにすでに保険について複数のメモが存在する人が新たに保険というメモを作るのには使えない。
もし作る場合は過去にないオリジナルタイトルをつける必要がある。
蛇足だがNotionでも[[はアプリ内リンクなのだが、ページリンクの他、そこから新規ページ・サブページを追加出来るので便利だ。
とはいえ、新規で何か書きたいとおもったら新しいメモを押せば良い話でありあまり困っていない。
なお、このリンクは以下のようなアプリ内リンクとなっている。
upnote://x-callback-url/openNote?noteId=XXXXXXXX-XXXXXXXXX-XXXXX-XXXXXXXXXX
これはあくまでローカルリンクなので、他人がこのURLを入手してアクセスしても手元にこのnoteIDのメモが存在しないため開けない。
ネット上にアップして公開する機能は別で存在する。
更新に意欲的
UpNoteは意欲的に更新しており、ユーザーの声に耳を傾けているように思う。
なので、こういうところが残念だと思う事があればTwitterなどからフィードバックを送ると良いだろう。
UpNoteのイマイチなところ
Evernoteと比較した際のデメリットをあげていこう
Webアプリが無い(ブラウザで見られない)
22年6月時点でアプリ専用のためブラウザからアクセスする手段が無い。
アプリの方が圧倒的に便利とはいえ、例えば職場の場合、業務PCに許可されていないアプリのインストールは不可だがブラウザ経由では許可・黙認されているケースは多い。
そういう理由で職場でEvernoteのWeb版を使ってますって人はUpNoteに乗り換えられない致命的なデメリットとなる。
PDFをメモ上で表示出来ない/OCR機能が無い
Evernoteだと、以下のようにPDFをドラッグアンドドロップするとプレビューが表示される。
プレビューで把握出来る事がほとんどだし、クリックすれば別窓でPDFの中身が見られて便利だ。
しかもPDFの中身の文字をOCRで読み取り文字検索の際にひっかかるようにしてくれる。
一方のUpNoteは以下のように、リンク貼り付けとなる。
これだと開かないと中身が分からないのでファイル名で分かるようにしておかないと目的のファイルがなかなか見つからないケースに陥る。
保険証書とか印刷する可能性のあるものはA4スキャンでPDF保存しているのだが、UpNoteでのり弁性を考えると画像ファイルで保存した方が良いかもしれない。
あと、OCR機能はないため後に検索で見つけやすくするためのキーワードを書いておく必要がある。
共同作業機能が無い(公開機能はある)
Evernoteであれば複数人で指定のメモを編集出来るのだが、UpNoteには22年6月時点でその機能はない。
Evernote自体がコラボレーションツールとして使いやすいとは言い難いがそういった使い方をしている人には向いていない。
そもそもUpNoteに共同作業機能が出来たとしても共同作業する人全員UpNoteに乗換or併用してもらう必要があるので、それならNotionを使った方がいいと思う。
なお、見せるだけで良いならWeb公開機能がある。
上部★マーク右の共有ボタンを押すとWebリンクを介して共有するためのURLを発行出来る。
未来永劫使えるかは分からない
UpNoteの運営企業はGAFMや、Dropbox、Evernoteレベルで地位を築き上げているわけではないので今後どうなるか分からない。
同期出来るということは、データはクラウド上に保管されているわけで、当然サーバー代、ストレージ代がかかってくるのでスタートアップだと資金がショートする可能性がある。
しかし、Googleだって私が気に入っていたiGoogleをやめたし、Googleフォトの無制限アップロードも終了した。
Evernoteはサービス提供しているけどこちらから去る事にした。
なので、少なくとも現時点でEvernoteを辞めたい!と思っているならUpNote使ってみる事をおすすめする。
もしかしたら来年サービス終了するかもしれない。それは我々には分からないのだ。
でも、そしたらその時考えればいい事だ。
結構良いサービスなのでToDoアプリのWunderlistのようにMicrosoftが買収して(名前は変わるかもしれないが)同様のサービスを継続する可能性だって十分ある。
もっと良いメモツールが登場するかもしれない。
確かにまた移行となると時間や労力、費用面でリプレースコストがかかるかもしれないが、それを恐れて動かないのはもったいない。
有料じゃないと使えない
ここまで紹介しておいて絶対無料マンに残念なお知らせだが、UpNoteは無料では50個のメモしか作れないので、私のようにほぼ整理せず新しいメモを作り続けている人には向いていない。
が、これは課金してもいいんじゃないかと思う。
買い切り購入がおすすめ
UpNoteは無料はあくまでお試し版なので課金前提になってしまうが、なんと月100円で利用できる。
Evernoteの6分の1以下。これならまぁ許容範囲かなと思うのだが、さらに永久(買い切り)ライセンスの購入もできる。
公式サイトでは、$0.99/月 か $19.99/生涯 と記載されているが価格は国・地域によって変わるとある。
面白いのが、月額課金の場合100円だが、買い切り版は各プラットフォーマーの手数料を加味してか、価格が違う。
購入はブラウザからは出来ず、iOS、Android、Macのいずれかのアプリからとなる。
なぜかWindows appからは購入不可。
Macからだと2,440円
iPhoneからだと2,440円、Androidからだと2,120円とAndroidから買うのが安い。
なお、私はAndroidから1,820円で購入した。
まとめ
Evernoteから別メモに乗り換えたいと思っている方にはUpNoteは本当におすすめ。
買い切りの場合普通に買うと2000円前後かかるが2年以上使う気があるなら月割100円程度。Evernoteの有料版なら4ヶ月で超えてしまう価格で今後課金しなくて良いならワンショットで払う価値があると思う。
また、別記事でEvernoteから3000件のノートを移行した時の事について記載する。

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