ドコモが東京都内9区(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、大田区、渋谷区)において実証実験中のシェアサイクル。
都内在住者ならタイトル画像のような赤い自転車を見たことあるのではないだろうか。
最初の登録がむちゃくちゃ分かりにくく理解不能な事が多いのだが、そこさえ完了すれば今後は手持ちのSuica/Pasmo(ApplePayでもOK)をかざせばすぐにロック解除され乗る事が出来る。
特に家の近くに乗り降りするポートがあるならものすごいライフハックになる。マジでシェアカーの比ではない。
今後コロナ後の移動手段として、電車を避けるのにも使える。実際自転車通勤者が増えているとの事だ。
乗車した場所に返却しなければならないカーシェアと違い、ドコモのシェアサイクルは別の乗り場(ポート・ステーション)に乗り捨てられる。
家に自転車あるから必要ないという方も、一度電動自転車の快適さと、目的地付近の返却駐輪所に乗り捨てられる便利さに慣れると自転車買わなければよかった・・・。と後悔するはず(事実私が後悔している)
もちろん乗らない月は1円も課金されないのでポート圏内の人は絶対登録する事をおすすめする。
なお、今回は紹介しないが、ソフトバンク系のHELLO CYCLINGも広く提供。
同区内にドコモが入っている場合はそこを避けており、例えば江東区では、南側はドコモが多いが、北側はHELLO CYCLINGが中心となる。
登録方法は違うものの、活用シーンは同じなのでシェアサイクル自体に興味があるなら読み進めてほしい。
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↓本編スタート↓
同じサービスに複数の名前がある問題
各区の意向が強すぎるのか、名称が複数あって非常に分かりにくい。
- ドコモバイクシェア
- 東京自転車シェアリング(レンタサイクル)
- ちよくる(千代田区コミュニティサイクル)
- 中央区コミュニティサイクル
- 港区自転車シェアリング
- 新宿区自転車シェアリング
- 文京区自転車シェアリング
- 江東区臨海部コミュニティサイクル
- 品川区シェアサイクル
- 大田区コミュニティサイクル
- 渋谷区コミュニティサイクル
まぁ区はともかく、その上位概念である名称がドコモバイクシェアだったり東京自転車シェアリングだったりレンタサイクルだったりややこしすぎる。
しかも東京以外にもあったりする。(以下は日光にあったシェアサイクル)
こちらはドコモ・バイクシェアの一つとなる。
概念で説明するとこうだ。
今回は左の青丸内、東京自転車シェアリングについてレビューしていきたい。
利用きっかけ:陸の孤島から帰れなくなった
私の知り合いでドラマでしか見たことがないタワマンに住んでいる人がいる。
有料だがキッチンスタジオや温泉等がマンション内にあり、住人及びその知り合いが使う事が出来るのでたまにパーティーにお呼ばれしている。
初見だと絶対ねずみ講の集まりみたいだけど今のところ浄水器の話も化粧水の話も出てきていない。
それ自体は楽しいのだが、都内某所、新交通系の電車しか無いので終電が早い。
「電車は無いけど22時10分のバスに乗れば◯◯駅まで行けるよ」と言われタワマンほど近いバス停で待つも来ない。
念の為バスの時刻表を確認するとやはり10分に来ると書いてある。
まぁバスも最終だから載せ残しが無いよう遅れているんだろうと思っていたが予定より20分経った。
改めてバスの時刻表を見ると、確かに平日は22:10が最終だが、休日は21:50が最終でもう営業終了していた。
マジかよ、こっから深夜料金のタクシーは高いだろうなと思いながらふと横を見ると同じような赤い自転車がたくさん置かれていた。
シェアサイクルだった。
そういえば最近いろんなところで見かけたし、ニュースにもなっていた。
ブログのネタにもなるしこれで帰る事を決意した。
もしあなたも同じような目に合った時のために余裕がある時に登録だけは済ませておく事をおすすめする。
で、自宅近くに返却ポートが無いと意味がないので最新のポートは以下で確認。
お手頃価格で乗り捨て可能
いくらかかるか気になるところだが以下が個人向けの料金プランだ。
月額料金不要で、30分/税抜:150円(税込:165円) で、以降30分毎に税抜100円(税込110円)かかる。(本記事は消費税8%時代に初版を書いているため一部説明の金額にズレがある可能性あり)
シェアサイクルの利用価値は、直線距離では近いが徒歩では遠い駅に行くなど鉄道空白地帯を補完するところにあると思っている。
基本的には30分で事足りるだろう。
月2000円払えば30分以内であれば料金かからず乗れるので、自宅と勤め先の近くにポートがあって遠くないのであれば駐輪場代程度で手軽に乗れる。
営業マン用に契約している企業もあるくらいだ。
今都内で自転車通勤している人は要チェックだ。
初期登録は超面倒
先程上でドコモのシェアサイクルの名称をまとめたが、当時は意味不明だった。
一体どれに登録すれば良いのか?
東京自転車シェアリング内ならどの区で登録しても他の区でも乗れるし、返却も可能という事がわかったので、とりあえずそのタワマンのあった区で登録する事にした。
まずは以下で登録しよう。
上記は千代田区での登録となるが仮に大田区でしか乗らないとしても問題ないので登録へ進もう。
ドコモが提供するサービスだけあり、dアカウントでログイン(会員登録)可能だ。
もし持っていないなら普通に会員登録から進もう。
ユーザーIDやパスワード等を決めないといけないがこのあたりはこのブログ読んでいるような人なら大丈夫だろう。
利用料金の引き落とし先としてクレジットカード、もしくはドコモ払い(※d払いとは別)の登録が必要だ。
問題は「会員証の登録」だ。
会員証って何だ?
このサービス、リリース初期は専用のFelica搭載会員カードを発行して使っていたのだが、今はSuicaやPasmo(モバイルSuica含む)で登録可能だ。
SuicaやPasmoでロック解錠出来るが、支払いは事前登録したクレカ払いという謎仕様。
というかもはや会員証の入手方法は不明なので、普段から持ち歩いている定期券等を登録する事になる。
ちなみに私はiPhone7のモバイルSuicaにしたが、サイフに入れてあるPasmoにすればよかった。理由は後述。
登録が進めば以下のメールが来る
ここで、実際にシェアサイクル実機が必要がある!
ただ、翌月末までに行えば良いので自転車が近くにない場合でもここまで進めておこう。
自転車のサドル下にあるテンキー左下の[START]を押し、右下の[ENTER]を押す
メールに記載の会員登録用パスコード(8桁の番号)を入力。
最後にSuicaもしくはPasmoをテンキー横のFelicaリーダーにかざすとそのカードが会員証として登録される。
これでシェアサイクルをレンタル出来る準備が整った。
シェアサイクルを借りるのは簡単
このFelicaリーダーに登録したSuica/Pasmoをかざせば解錠される。
電動自転車なのでかなり快適。普通の自転車なら汗かきそうな坂でもスイスイ登る事が出来る。
最初の走り出しが軽やかすぎてビックリするが、あくまで電動はアシスト。バイクではないので必要以上にスピード出ないのですぐに慣れる。
目的地の返却ポートについたら、大体他の自転車と同じところに停めてロックをかけてENTERを押せば返却完了だ。
一時的に自転車を降りる時のためにロックをかけるだけだと課金は続く。また、返却ポート内であっても自転車がポート外と判定すると返却完了出来ない。
施錠した時と返却完了時にメールが届くので特に最初は確認した方がよい。
ロックをかけるだけだと返却完了していない
この状態ではまだ返却完了していない。
ちょっとコンビニに寄る、とか、自転車を降りて数分景色を見たいという時はロックしておけば、普通の自転車のように使える。
もう一度乗る時は最初と同じように登録済ICカードでタッチすれば鍵が開く。
もちろんその時間も費用が発生するので注意しよう。
ENTERを押せば返却完了
返却ポート内でロックをかけ、ENTERを押せば返却完了メールがくる
シェアサイクルの乗り降り出来るポートは日々増えている。
すでにビジネスマンや女性も日常の中で利用している。
注意点
バッテリーが無いとただの重い自転車
ハンドル左側にある計器の[電源]を押すと、現在のバッテリー残量が表示される。
30分程度ならおそらく10%も使わないので上記のように40%でも足りるだろうが、他にも自転車あるなら率先しては選びたくない残量だ。
MAXだと、以下のようにFL(FULL)と表示される。
日々巡回員がバッテリーを付け替えているようだが、タイミングが悪いとバッテリー切れもありえる。
この記事初稿を書いた2018年当時はフル充電自転車がたくさん見つかったが2020年にもなるとかなり一般化してきたのか、ステーションに止まっているのは3台だけ。でも全部充電切れとかザラにある。
先日近所のステーションにある20台チェックしたところ、10台が充電切れ。5台が20%以下。残りも40%~60%という状態だった。
今、借りられる自転車があるかはアプリで分かるのだが、希望のステーションを選択すると、利用可能な自転車が存在しません。と表示された。
実際に行ってみると4台あったのだが、ほぼバッテリーの無い自転車は、電源を押すと0が点滅する。
完全にバッテリーが切れているものは何も表示もされない。
たまに故障しているものに当たる
このバッテリーが40%残っている自転車を借りたところ異様に重い・・・。
まったく電動アシストが働かず、さらに定期的にギアがうまく噛み合っていないような感じで”カクン、カクン”となって最悪だった。
自転車の後ろに自転車固有番号とサービスセンターの電話番号(有料)があるので電話すれば取り消してくれたりするのかもしれないが、もう走り出してしまった事(毎日乗っているわけではないので違和感を感じつつしばらく走ってしまった)、目的地まで急いでいた事、携帯で3分会話すると120円くらいかかるので165円がチャラになったとて・・・という事で連絡しなかった。
ただただ普通よりバッテリー分重く、ガタガタの壊れたやつを165円で借りた事になってしまった。
※といっても今まで20回くらいは使って初めての経験だったが。
iPhoneのモバイルSuicaは面倒
Suica以外にクレジットカードを登録してiDやQUICPayとして使っている場合、シェアサイクルのFelicaリーダーにかざすとウォレットアプリが立ち上がりどのカードを使うか聞いてくる。
改札を瞬時に通れるようにエクスプレスカードに設定していても、選ばされるのだ。
iPhoneで複数の電子マネーを使っている人なら分かるだろうが、この切替あまり快適ではない。
FaceIDだと、マスクしていて使えないのもコロナの影響が当面残るであろう2020年以降不便だ。
後、機種変更をすると違うSuicaとなるのだが、これがまた説明が分かりにくい。
新規登録が必要っぽく読めるが不要だ。
会員情報の変更から会員証の登録を行えばOKだ。
が、もし、iPhoneでモバイルSuicaを使っていても、別で物理カードのSuica、Pasmoを持ち歩いているならそちらを登録する方がストレス無い。
買い物しすぎた時も便利
週末にハウスパーティーするのでスーパーで買い物したら指がちぎれるかと思うくらい重くなってしまった。
持った直後は持ててるのだから大丈夫と思うのだが、2分くらいで限界を迎えた。
スーパーから家までスムーズに行って徒歩15分。この荷物だと20分以上かかり、絶対途中で力尽きるなと判断。
たまたまシェアサイクルが置いてあるコンビニを横切ったので、瞬時にSuicaをかざして解錠。
結構な重さでかごに入り切らないのでハンドル部分にも掛けたが、さすが電動自転車。すいすい進んで帰れた。
なんと、たった8分間の利用。
コンビニ等、通り道にある自転車にかざして解錠してそのまま乗って、家の最寄りポートに停めて鍵を掛けてEnterキーを押すだけ。事前事後に1分かからない。
162円かかったが、10分短縮出来て、疲れからも開放された。
とりあえず登録しておこう
月額料金のかからないサービスはとりあえず登録しておけばいざという時助かる事が多い。
新社会人なりたての頃、まさに自転車で20分かけて通勤していた。
地下鉄駅直結の会社のビルの下に区営の駐輪場があったのだが2,300円取られていた。
もちろん当時はこんなサービスなかったのだが、今見ると当時の自宅近くにも会社近くにもステーションがある。あの時このサービスあれば帰宅時雨なら電車で帰っても問題ないし、営業の外回りにも使えたし相当快適だっただろうな。
上記のような毎日使う用事があるなら毎回30分無料の2000円会員になろう。
通勤、数キロ先の客先へ行く仕事用途はもちろん、休みの日もふらっとシェアサイクル乗って適当なポートで返してちょっとウィンドショッピングして~また乗ってって繰り返して東京中を自転車で移動出来る。
また、先日大型台風が日本を直撃したが、都内も交通機関がマヒした。
雨はそこまで強くないが最寄りの路線が止まっている事はわかったので、別の路線で行けるところまで行って、そこからシェアバイクで帰ってきた。
電車に乗れなかった人がバス停に長蛇の列を作り、バスに乗るのを諦めた人が大勢歩いている横を自転車で抜けた。
ちなみにそのステーションには大量にシェアサイクルが残っていた。
GoogleMapで終電確認してまだ大丈夫と飲んでいたら、表示されていたのは最寄りとは言い難い家まで30分以上歩かなければいけない駅。
しかもその駅に行くには乗り換えが必要なのにてっきり本当の最寄り駅まで行けると思っていたので乗換駅を通過してしまい帰れなくなった。(乗っている電車もその路線の終電なので戻れない)
とりあえず今乗っている電車で比較的近い駅(多分歩いたら40分とか)のステーションを検索。近くにあったので降りて、シェアサイクルで帰った事もあった。
いろんな使い方が出来るけどとにかく最初の登録が鬼門なのでまずは登録しておこう。
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