※こちらの記事はやや古い内容になっています。
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前回、値引き以上にお得なエクスプレス予約(EX予約=東海道新幹線の会員制オンラインチケット予約サービス)を紹介したが、EX予約するために他で利用価値の無いJR東海のクレカを作るような通常の手続きを踏むのはもったいない。
今日は無駄なくクレジットカード決済時のポイントを貯められるよう解説する。
前回の記事はこちら
EX予約にはJR東海エクスプレスカードかJR西日本J-WESTカードが必要
JRって仲悪いという噂のせいかは分からないが東京・品川と思いっきりJR東日本エリアを通っているにも関わらず、JR東海かJR西日本が発行するクレジットカードが必要となる。
上記カードの発行元が異なるため両方出すと話がややこしくなるのでJR東海エクスプレスカードに絞って話す。
大前提としてEX予約だけのためにクレジットカードを作りたくないが、ポイント還元率が悪く専用カードにせざるをえない。
※エクスプレスカードの場合、0.5%で30万円以上使えば翌年0.65%
付加価値としてシーエフクラブオフ(福利厚生)やGlobePass(アジアの免税店等で割引)、Class A(飲食店割引)等もついてくるのでそこに魅力を感じるならありだがざっと見た感じ他のサービスで代用できそうなものばかりだ。
JR東海エクスプレスカードはセディナが発行しているため、セディナのポイント、「ワンダフルプレゼント21」が溜まる。
1000円で1ポイント!なんだこのビックリマークは・・・で、1ポイントの価値は5円だ。
100ポイント貯めればnanacoや楽天、Tポイント等の500円分と交換可能となる。
つまり、10万円決済してようやく500円分と交換出来るようになるのだ。
出張で乗らない限り、せいぜい年2回の往復となるが、東京-新大阪間を2往復で5.3万円程度である。
セディナのポイントは最短2年、最長3年で抹消するので、年1回しか帰省しない場合下手するとポイントが消える。
ただでさえポイント付与率が悪いのに失効の危険もあるなんて最悪だ。
唯一のメリットはセディナは日本一キャッシング手数料が安いので海外旅行の際は、現地で引き出せて便利だ。
それでもこのカードが無いとEX会員になれないのでポイント失効覚悟で作るしかない・・・と、思いきや裏技(?)がある。
モバイルSuicaのエクスプレス特約
というものがありVIEWカードとモバイルSuicaを紐付ければEX予約が出来るようになるのだ。
定期区間がJR東日本じゃない人はPasmoを使っていると思うが、VIEWカードからSuicaへのチャージは1.5%と非常に高還元。
EX予約もエクスプレスカードなら0.5%だが、例えばBIC Suicaカードなら1%と2倍だ。
そもそも貯まるポイントが普段の交通系電子マネーと合算出来るのがありがたい。
私も通勤は東京メトロしか使わないので定期はPasmoだが、コンビニ決済用にVIEW Suicaを使っている。
何故ならPasmoはクレジットカード会社によるが基本チャージ時還元は0.5% 一方Suicaは1.5%とこれも3倍だ。
普段通勤やメトロ・私鉄に乗る時にはPasmoを使い、JRに乗車する時もしくはSuicaの残高が少なくなった時だけメトロ・私鉄にSuicaで入場する。(もちろん定期区間外) するとオートチャージされる。
Suicaで買い物出来るところはだいたいSuica払いしていると月3万程度は使う。
そんなに使わないって?例えば150円の飲み物とランチに600円の弁当を30日買うとこれだけで22500円かかる。
池袋から横浜までJRで移動すると往復1274円かかる。
気づいていないだけで3万円くらい意識せず使っているのだ。
これを現金からSuicaにすると月337.5円。年間4,050円分のポイントが貯まる。もったいないからAmazonプライム解約している場合じゃない。
生活の中にこういうものをちょっと入れ込むだけで4000円浮くのだ。
話はそれたが、定期がSuicaの方は「ビュー・スイカ」カード。
定期がPasmoの方はビックカメラSuicaカードを作ろう。
詳しくは以下。
しかしiPhone7以前の機種や海外版Androidを使っている人は肝心の「モバイルSuica」が使えない。
モバイルSuicaは使えないがEX予約は使える。
実はエクスプレス特約乗車にモバイルSuica必要ない
今まで書いてきたのネタは一般的な話だ。
ここからの使い方はおそらくルール違反では無いはずだが自己責任で行ってほしい。
AndroidユーザーやガラケーならモバイルSuicaが使える機種多いので解決なのだが困るのがiPhoneユーザー。iPhone7のApplePayでSuicaに対応したが、あれはモバイルSuicaとは別物。EX予約は使えない。(2017年10月に対応した)
それどころかエクスプレス特約を使っているVIEW SuicaをApplePayに登録した途端、エクスプレス予約は強制退会となる。
しかし、1回登録してしまえばその後端末は不要なので親兄弟親戚の携帯や社用携帯(要会社の許可)使ってないフェリカ搭載ガラケーやAndroid機を使ってモバイルSuica&エクスプレス特約に登録しよう。
何故気づいたか
私は2007年頃からガラケーでモバイルSuicaを使い、エクスプレス特約も契約していた。
時が経ち、社用携帯のiPhoneをメインで使い、所有しているガラケーをほとんど使わなくなった数年前のある日、実家に帰る際ガラケーを家に忘れてきてしまった。
取りに帰ってたら間に合わないと窓口で相談すると、「エクスプレス特約の紐付けをしているVIEWカードを券売機に入れれば乗車券を発行出来る」と教えてもらった。
つまり、携帯タッチでは乗れないものの、モバイルSuicaの携帯を持ち歩いていなくてもVIEWカードさえあればEX予約で乗車出来るのだ。
登録してしまえばおサイフケータイでなくとも、PCでもiPhoneでもブラウザで簡単に新幹線の予約が出来る。
こんな感じで自分の乗りたい車両の席をタップすれば予約が完了する。
実際の利用方法
当日は、おサイフケータイに紐付けてあるVIEW Suicaを券売機に入れれば新幹線の乗車券が取り出せる。
PasmoやApplePayで乗車したJR在来線から乗り継ぐ場合は新幹線改札にて乗車券を入れ、読取機にPasmoやiPhoneをタッチすれば在来線の精算及び新幹線改札内へ入場出来る。
目的地に到着したら、乗車券を通すだけで出られる。モバイルSuica端末を持ち歩く必要は無い。
私のようにiPhoneの裏にSuicaを忍ばせておけば、右ポケットに入った財布(Pasmo)で改札を通り(読取機は右側) 、コンビニで買い物する時は左ポケットに入ったiPhoneで決済出来る(読取機は左側)。
年に数回新幹線に乗る際は、チケットの受け取り時のみiPhoneから取り出す必要があるがつねに持ち歩いているので忘れる事がない。
ApplePay+エクスプレス特約のメリット
ApplePayユーザーで普段からSuicaを活用している、もしくはこれからする予定なら、オートチャージのためVIEWカードは必須だ。
ApplePayならVIEWカードでなくともSuicaチャージ出来る。
しかし、先程も書いたようにポイント還元率1.5%&オートチャージのVIEWカードに勝てるものはない。
さらにエクスプレス特約をつける事で、Suicaチャージのポイントと新幹線乗車券の決済時のポイントを集約出来る。
年2回東京-新大阪間を移動した場合
53,000円程度かかるが、
- エクスプレスカード:265円分
- BIC Suica VIEWカード:530円分
その差、265円だ!
どうだろう?家族・友人の分の買う事が出来るので、そうなるとx人数分変わってくる。
そう。私もあなたと同じ気分になっている。
年265円のためにイレギュラーな作業を行うのが面倒だという事を!
今のようにiPhone6の裏にSuicaを入れているケースでは今までの説明通りやるのがベターだ。
しかし、iPhone7になると話が変わってくる。
基本的にApplePayに登録したSuicaやVIEWカードは持ち歩く必要ない。というか持ち歩くのは本末転倒なので持ち歩きたくない。
そうすると新幹線のチケットを受け取る際、意識してVIEWカードを持たないといけない。
iPhone7のケース裏にVIEWカードを入れても財布に入れても既存の電子マネーと干渉するので別で持たなければならないが紛失のおそれがある。
うーむ、ApplePayとEX予約は相性が悪いな。
と、思ってたらエクスプレス特約がApplePayに対応してむちゃくちゃ相性良くなったぞ
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