買い替え経緯
この加湿器は気化式と呼ばれるもので、とにかく電気代がかからないのが良かった。
電気代がかからないのは良いが圧倒的に加湿量が足りない。
実は加湿器買い替えに至るまでに空気清浄機を加湿空気清浄機に買い換える事で、延命させてきた。
panasonicのもので、これもサンヨーのウイルスウォッシャーから買い替えたもの。
モノを極力少なくしたい人は加湿空気清浄機もありだけど、やっぱり加湿力は弱い。専用のモノを買った方が良いと思う。で、結論としてはFE-KXM05-Wというパナソニックの加湿器を買ったのだが、それまでに至る経緯をお伝えしよう。
加湿器に求める条件
私が加湿器に求めるのは以下3点
- 電気代が安い事
- 加湿量がある事
- メンテナンス(掃除)が簡単な事
基本的に上記は相反する。
電気代が安いのは家電量販店で勢い良く水蒸気を上げている超音波式だが強制的に噴射するのでウイルスも巻き上げ加湿器病と呼ばれる病気になる可能性がある。
気化式も安い。ファンにより水のみを強制的に気化させるので、病原菌を撒き散らす事はない。しかし、加湿量が低く、室温が下がりやすい。
加湿量を求めるとポットでお湯を沸かすのと同じ方法のスチーム式がよく、煮沸する事からウイルスを撒き散らす事もなく、温かい蒸気が出るので室温も下がらない。
モノによるが象印のポットの仕組みを流用した加湿器ならほぼメンテナンスフリーだ。
でも・・・ダサくない?
まぁデザインは置いといても、電気代がむちゃくちゃ高い。上で紹介した象印の機種だと消費電力:410w(加湿時)、985w(湯沸し立ち上げ時)だ。業務用電子レンジ並の電力使うやんけ!夜8時間の利用でも月1,500円以上かかる。1シーズン4ヶ月間使うと6000円だ。安い加湿器買える。
なので、最初だけスチーム式である程度加湿された段階から気化式に変わるハイブリッド式が良いと思って探していたが、それでもある程度加湿されるまではスチーム式と変わらないので電気代が月1000円くらいはかかるのだ。
月1000円で風邪のリスクが下がるなら安いが悩みどころだ。
気化式のデメリットが解決されるまではハイブリッド式を推していた。
詳しくは以下に書いてある。
FE-KXM05とは
FE-KXM05はパナソニックの気化式加湿器。
気化式は電気代が圧倒的に安いかわりに加湿力が弱いのがデメリットだったが、パナソニックでは数年前扇風機で話題になったDCモーターを使う事により電気代を抑えたまま加湿力を上げた。
また、ナノイー搭載により一般的なスチームより水を細かい粒子にする事で肌への浸透を助けるようだ。
さらに加湿器では避けて通れない掃除の面でもナノイーを使う事で清潔にするとの事。
このあたりはプラズマクラスターと並び疑似科学と呼ばれている分野なので話半分にしておいた方がいいのだが、ナノイー非搭載モデルとの価格差がたいしてない事から上位モデルを選択した。
ナノイー搭載モデル
ナノイー非搭載モデル
上位モデルとの比較
さらに上位機種で加湿量があがる07シリーズもあるのだが、通常利用だと500ml/hと上で紹介した05シリーズの420ml/hとあまり変わらない。
最初の30分のみ急速加湿するモードだと07が800ml/h、05が600ml/hだ。でもそんな機能よほどの事がないと使わない。何故なら掃除機のような轟音をあげるから。結局色々いじるのは最初だけで、すぐにオートしか使わなくなる。
初期費用とランニングコストを考えると05がベストと思った。
大きさも同じなので少しでも加湿量が多い方が良いなら07も悪くない。
月の電気代の差は30円程度であり、スチーム式からすれば誤差でしかない。
ナノイー搭載 大加湿モデル
ハイブリッド式との比較
実は元々はハイブリッド式を購入予定だった。ポチる直前までいっていた。
比較検討していたのはダイニチ ハイブリッド式加湿器HD-5015だ。
FE-KXM05と同じ14帖モデルでAmazonでもベストセラーになっており、静かで加湿力も高いと定評かつ定番の機種だ。
電気代の差は結構あって、163W。
今回のパナソニックFE-KXM05は6.5Wなので単純計算で25倍。
肝心の加湿量も、ダイニチが標準(=最大加湿量)500mL/h に対して FE-KXM05は強運転なら500mL/h(8W)と同等。なお、標準430ml/h(6.5W)。
さらにFE-KXM05は600mL/h(ただし30分間のみで10W)。
つまり、電気代20倍で加湿量は同等という事だ。
ただ、パナソニックは強運転すると結構うるさい。一番加湿するお急ぎモードだと静かな掃除機くらいうるさい。
静かさを求めるならダイニチの方が良いかもしれない。また、ハイブリッドは室温が下がりにくい。
2016年12月26日現在、 ダイニチが12,800円に対して19,200円と6,400円ほどの開きもある。
しかし、メンテナンスの面でパナソニックに決定した。
お手入れ簡単フィルター
加湿器にはフィルターというものがある。
詳しい機能はよくわからんが定期的に洗っても汚れが取れないと買い替えとなる。
そのフィルター、ダイニチは月1回掃除をして公称5シーズンとの事。
しかし、口コミを見るに現実的には1~3シーズン程度しかもたないようだ。
今まで使っていたサンヨーのフィルターもすぐにピンクヌメリ(カビ?セラチア菌?)なるので1~2シーズン買い替えていたので紙フィルターが5年も持つとは到底思えない。
サンヨー加湿器のフィルター。黄色とピンクに変色している。
これは2シーズン目。
プラスチックの枠を外して水洗いする
ある程度耐久性があるとはいえ紙素材なので優しく揉む感じで洗う。
強く揉むと型崩れして枠に収まりにくくなる。
一方、パナソニックはポリエステルのタオルのような素材のフィルターを使う事で、10年間交換不使用となっている。
これは実はすでに持っているパナソニックの加湿空気清浄機が同じフィルターなので実績がある。
あくまで、「加湿器にしては」だが、かなり手入れが楽なのだ。
タオルを手洗いする感じでゴシゴシ洗えばよいので。
なお、これが今回買った加湿器のフィルター。
まず本体横からスライドさせ
枠からはずして(ちょっと下が黄色くなっている)
撮影上、片手だがタオルのようにもみ洗いすればよい。
水受けも極力フラットに作られており洗いやすい。
デザインが良い
物凄く悩みながら結局最後はデザインで選んだ。
やっぱダイニチのはおしゃれじゃない。
パナソニックの方はシンプルかつ白でアクリルが貼ってあるのでフランフラン的なインテリア家電と言えなくもない。あ、ピンクっぽいブラウンもあるよ!
あと並べて置くわけではないけど、部屋にある家電のシリーズが揃っている方が統一感があって良いなぁと。
2週間使ってみて
今まで20%台だった湿度計が40%くらいになった。置いている場所がTVの近くかつ、外の空気を取り入れる通気口の近くなので実際の湿度より低く表示される場所なのでおそらく50%程度を保てている。
エアコンをつけるとやや湿度不足に感じるがそれでも40%くらいはキープ出来ていそうだ。
風邪を引きやすいこの時期、ミニマミストだとか言ってモノ捨ててないで加湿器は買った方がよいよ。
結論:これ買っとけ
DCモーター搭載でスチーム式並の加湿量があり、電気代は月数十円。デザインおしゃれでお手入れ簡単。
2016年末現在ではパナソニック FE-KXM05 or FE-KXM07がイチオシ。
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