全国の肩こり紳士淑女の皆様こんにちは。
肩こりなら誰にも負けない筆者は、半年悩んでシートタイプの簡易マッサージ機、スライヴ マッサージシートMD-8610を購入した。
そもそもシートマッサージャー(マッサージシート)とは何で、数あるシートマッサージャーの中で何故これを選んだのか、そしてどのチェアを買ったのかをお伝えするので購入の参考にしてほしい。
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↓本編スタート↓
最近話題のマッサージチェア「シートマッサージャー」
肩こりが酷い人であれば電気屋でマッサージチェアに座った経験があると思うがマッサージチェアは10万円以上。上位機種だと40万円くらいするしデカくて重いので購入した人はなかなかいないだろう。
こんなの置ける余裕ねぇわ!
こんなデカいの置けないので8年くらい前から、超簡易マッサージ機であるマッサージクッションというものが登場した。
マッサージクッション
中に硬い玉が入っててグルグル回る。インテリアショップにも置いてあるので1度は見たことあるだろう。
腰に当てるとそこそこ気持ちいい。(ちなみにこれも購入済で会社に置いてある)
でもこれですっきり出来る人はそもそもあまり凝ってない。
こういったマッサージクッションや肩用マッサージ機といった小型製品を作っていた会社がだんだん大型商品も作り出し、出てきたのがマッサージチェアの背中部分だけを切り取ったシートマッサージャーだ。
本体は4~8キロ程度で使わない時はしまえるコンパクトさ、~4万円程度で買える手軽さが日本の住宅事情とデフレ経済にマッチして売れているようだ。
検討した製品
この手の製品は安かろう悪かろうの可能性もあり、検討から購入まで半年かかった。
最初に見ていたのは以下の3つだった。
・フジ医療器マイリラ MRL-1100
・ドクターエア 3Dマッサージシート
・TOR マッサージシートAX-HXT218
理由は検索すると上位に表示され、デザインが良く、作りがしっかりしてそうなのがこの3つだったからだ。(その分価格も高い)
フジ医療器マイリラ MRL-1100
シートマッサージャーを紹介するブログを見ると大体一番お勧めとして紹介されているマイリラ。
そもそもフジ医療器は、世界で初めて大型マッサージ機を作った会社でマッサージ機界のユニクロ・しまむらであるシートマッサージャーは非常に邪魔な存在だと思う。
世の中の流れか、シェアを取られるのを見かねてか、「マイリラ」ブランドで参入し、シートマッサージャーにしては肉厚のあるギリ「シート」だけどかなり本格的なマッサージ器を出している。
他社の製品と比較して、動きが複雑かつ可動域の広さはさすがはこの市場を牽引してきただけあると感じる。
最初はブランド力と安心感。多くのブロガーが勧めている事からこれを買うつもりだった。
実際座ってみると確かに可動域が広く首まで揉めるのは良いのだがやや弱め。特に肩はゴリゴリやってほしかったので力加減の選べないシートマッサージャーでこの力加減は決定打に欠けた。
お尻までモミ玉が移動するのだが、私はお尻は凝らないので結構痛い。
マイリラは他のシートマッサージャーと比較してかなり細かい設定が出来るリモコンがついてくる。
高額マッサージチェアだと存在する「そこイヤ」ボタンが無いのでお尻をやられている時は逃げるため空中に浮かせていた。
さらに肩から腰への叩き移動が、左右交互にしか出来ないのが気に入らなかったので却下となった。
なお、最終決断に至るまでに20回近く座った。
・肩、背中、腰、お尻と全体的に広く施術して欲しくて力加減は弱めが良い人。
・凝る位置が日によって異なり、細かく設定出来る方が良い人。
・とりあえず「いっちゃんええやつ」が良い人。
ドクターエア 3Dマッサージシート
座った瞬間、おっ!と思ったのがこれ。
展示では大体、別売りの枕型マッサージ器をトップに取り付けてあるのだが結構固めのボールが回転し首と肩を強めにゴリゴリしてくれる。
本体と独立しているので肩をずっとマッサージし続けてくれる。
背中側も結構前方に突き出してくるので強力なのだが背中がかなり反る形になりしんどい。
ゴリゴリされるよりバランスボールに仰向けで乗って反る方が気持ちいい。
後、そもそも私は肩甲骨から下と腰までのエリアは凝らないので結構痛い。
お尻の振動機能があるが別に気持ちよくない。
また、3Dマッサージピローは別売りだがセットで使う前提で作られているので単体だと肩の上部にたどり着かない。
ん?ピローが良いだけで本体微妙じゃない?
だったら3Dマッサージピローだけで良くない?
でもピローだけを上手く首元で固定するの難しいし、それって冒頭のマッサージクッションの発展系じゃね?趣旨変わってね?ってかそもそも単体でこれ高くね?って事で保留とした。
初稿投稿後、上位モデルのプレミアムが発売されたので座ってきた。
リモコンも今までより高級感がある
しかし座った感じは通常モデルとの差が感じられない。
肩甲骨の奥が凝るタイプの私には入ってこないのだ。
モミ玉が円を描くように動くのだがトリガーポイントに当たらない。価格差ほどのメリットを感じる事はなかった。
・多色展開なので見た目重視な人
・背中が凝る人
・(3Dピローだけ買って)コンパクトに肩や腰をゴリゴリしたい人
TOR マッサージシートAX-HXT218
これ実はルルドと同じアテックス社の製品。
クッションを作っているからかファブリック調の肌触りは好感持てる。
このTOR(なんて読むの?トァー?)がシートマッサージャー市場を作った。
家電量販店だけでなくインテリアショップでも置いてあるところからもクッションからの派生だと分かる。
背中部分は一番これが良かったが、まぁマシだな。という程度。
可動領域が広めなので肩も揉めるし叩きもいける。
でも凝りの中心であるトリガーポイントにクリーンヒットしない。
なんか不要なところばっか強く揉まれてる感じ。
特に背中は外から内へ、内から外へと上下に移動しながら動くのだが、背中の肉を挟まれて肝心の筋肉に届かない。
やはり肩だけでいうと3Dピローの方が気持ち良い。
・機械っぽくない見た目が良い人
・揉みより叩きが欲しい人
・後一個出てこない・・・。
ダメ元で安価モデルに座ってみた
その他、上記で紹介していない製品もあるだけ座ってみたが買いたいと思うものはなかった。
気に入らなければ使わなくなるし、小さいといってもマッサージチェアと相対的に見れば。の話だし、無理して買う事ないかなと諦めかけていたのだが、ダメ元で比較的安いモデルに座ってみたところこれだ!というのが見つかった。
冒頭で購入したと書いた「スライヴのMD-8610」だ。
スライヴ マッサージシートMD-8610とは
スライヴは大東電機工業株式会社というジェネリック家電を作る会社のヘルスケアブランドだ。
メーカーの想定と違う使われ方で売れているとしか思えないマッサージ器が有名だ。
(何が想定と違うのかは言わないが、リンク先を見てもらえればご理解いただけると思う。)
で、このシートマッサージャー、ご覧の通り見た目に高級感はない。ポリエステル感全開の素材だし、ノッペリしてて本当にちゃんと動くのかよ?と心配になったがまったくの杞憂に終わった。
なんと今まで試した中で一番力強く、かつ幅や動きが私の求めているものにフィットした。
特に肩。ものすごく丁度良い感じでまさにそこ!という部分をゴリゴリしてくれる。
モミ玉の硬さと動きがまさにマッサージ師の手の動きだった!
シートマッサージャーは強弱を付けられないため全体的に強く、特に腰回りはやや痛いが(どれ座っても同じ事言っているので私は腰が弱いようだ)、浅めに座ったりバスタオル等を引く事で調整出来る。
しかも価格がマイリラの半額程度。
その日はとりあえず型番をメモして帰った。
別の店でも発見したのだがなぜか展示品は毎回赤。絶対黒の方が売れてるのだが、多色展開をアピールしてるのかな?座ってみたところ、気持ちいいけど圧迫感があった。
理由は椅子だった。
シートマッサージャーは椅子が重要!
基本的にシートマッサージャーを置く椅子はコの字の足を持つ「リラックスチェア」だ。
某TV番組でオードリーの春日が壊して話題となった椅子といえばご理解いただけるかもしれない。
メーカーはソファーでも食卓の椅子でも何にでも置けるとか言ってるので購入後試したが安定しないし角度が急だし全然気持ちよくない。
家電量販店では数多くのシートマッサージャーが展示されているが、使われている椅子は3種類だ。
まずはマイリラ用に作られたMRL-10C
TOR用に作られたゼロチェア AX-HIT200
それ以外のシートマッサージャーを乗せている不二貿易のチェア
専用のように書いてあるがもちろん違う製品で使っても問題ない。
このうち上記2つは確実に同じメーカーが作っているOEMだ。作りがまったく同じなので。
色は違うが品質表示タグやチェア左側についている各社のロゴの位置がまったく同じだ。
色以外にも素材がマイリラ用はリネンっぽく、TORはファブリック調。本体の素材に合わせて変えているようだ。実は幅が違い、マイリラ用は幅60cm、ゼロチェアは55cmとマイリラ用が5cm幅広だ。
たった5cmだが、成人男性の場合マイリラ用の方がしっくり来ると思う。ゼロチェアは気持ち狭い。
どちらも薄いがしっかりとしたクッションが付いており、単品でも使える。しなるのでかなりリクライニングされる。(角度の調整は出来ない。)
また3つのみと書いたが、たまーーに敷布団のような素材の白いチェアを見るが、これも上記と同じ会社が作ってると思われる。
一方、不二貿易のチェアは元々マッサージチェア用に作られたものでは無いが、実売5,000~6,000円程度と激安。
薄いので邪魔にならないが、そのまま座るとクッションが無いので底付き感が凄い。
シートマッサージャー自体にクッションが備わっているのでそこは補完出来る。
しかし、不二貿易のはお勧め出来ない。理由は背もたれの傾斜が上記2つと比較して直角側で、しなりが悪いのでシートマッサージャーによって深く腰掛ける事が出来ないからだ。
また、支えとなる木枠が膝裏やふくらはぎに当たるのも気になった。
価格重視で買うのもアリだが、リラックスするためにシートマッサージャーを買う事を考えると上記2つの方が良い。
これを知るために、家電量販店の店員さんにお願いして、各椅子を試させてもらった。
この白いのもマイリラ、ゼロチェアと同じ枠組みで、素材はマイリラ用に近いのだが、もっとベッドシーツのような感じ。展示では結構見るが市販されていない。
結論としてマイリラ用が一番良かった。色はゼロチェアのグレーが良かったのだが・・・
しかし、私が買ったのは以下だ。
6段階にリクライニング出来る折りたたみチェアだ。
先程紹介したリラックスチェアは角度調節が出来ないのでマッサージチェアのようにフラットに近づけられないのが気に入らなかった。
もっと重厚感のある以下と悩んだ
が、結構リラックスチェア2の評価が良いのでそれを買う事にした。
で、購入から1年経った2018年5月14日現在もこのリラックスチェア2にシートマッサージ機を置いているのだが、以下記載の通りリクライニングするとかなり場所を取るのと、しなりが無い分強めのひっかかりを感じるのでマイリラ用のMRL10Cでも良かったかなぁと思っている。
ただ、強くゴリゴリしてもらえる事自体はメリットなので買い換えるほどではない。
設置してみた
オットマンが背もたれと連動して上に上がるので相当スペースを取るのは誤算だったが、やはりフルでリクライニングした方が気持ちいい。
2万円以下でこの環境が作れてしまった。
これで足にはパナソニックのレッグリフレを。
目はパナソニックの目もとエステを
最後に足裏に足つぼローラーを置いて完成。
至極の空間が出来上がる。
完全にヤバい人である。
やはり(自分にとって)良いものは、座った瞬間に分かる。
特にマッサージ器というトリガーポイントにぴったり当たらないと全然良さが出ない製品の場合、しつこく試す事が重要だ。
買う気がある。ここまで調べているという事を店員さんに言えば色々と試させてくれる。
是非最高の1台を見つけてほしい。
なお、肩が凝り固まった状態でマッサージチェアに座るよりある程度ほぐしてから使った方が奥まで入りやすいし、揉み返しも起きにくい。
おすすめはこれ。ストレッチポールEX。
実際使うまでこんな棒で本当に効果あるのかと疑問だったが気持ちよすぎて毎日使ってる。
家に帰るとまずこれに縦に乗っかって胸を広げて、横にして腰を伸ばすのだが本当に楽になる。
そして、腰の奥のトリガーポイントを自重で突けるのが骨盤名人。
ストレッチポールである程度ほぐれたら骨盤名人に乗っかる。
骨盤名人の下に週刊少年ジャンプくらいの大きさの本や板を敷いた上に載ると経絡秘孔を突かれたのかしら?と思うくらい刺激が来る。(超自己責任)
それらが終わって風呂上がりにほぐれた体にシートマッサージャー。これマジ完璧。
これらを駆使して頑張ってくれ!
関係ないけどケース研って変換面倒なのね。友人に言われて気づいたけどケイス研やケース件とかke-sukennで検索に出ないのが悲しい。。。
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