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今の通信カラオケ

雑記
この記事は約4分で読めます。

※この記事はKeisukeNが自身のWebSite、Exite Blog、mixi日記に記載したものの中で特に評判が高かったものを転機しています。抜き出しのため意味が分かりにくいものもありますがご了承ください。

カラオケの話をします。

実は今、カラオケって2社で独占しているって御存じだったでしょうか?
2社とは、第一興商と、エクシングです。

おいおい、セガカラはセガだろ!UGAはどこ行ったんだ?X2000はタイトーだろ。とか
思われた皆さんはもう年かもしれません

実は、セガもタイトーもビクターもパイオニアもみぃ~~~~んな撤退しちゃいました。

DAMで有名な第一興商はさておき、
エクシングって何者よ?って話ですが、
エクシングはあの、ミシンで有名なブラザー工業の子会社です。
このエクシングこそ、オリジナルのJOYSOUNDを筆頭に、X2000やセガカラや
U-KaraやUGAや孫悟空の権利を持っています。
ようはDAM VS 他全部という図式になっているという事ですね。

しかし、なんとこれだけの頭数をそろえても、シェアはDAMが一位です。
パねぇす。

最近行ってますか?
何故通信カラオケは衰退したのでしょうか?
でも街にはカラオケボックスがあふれているような?

カラオケは何度かブームがありました。
最初は1976年~78年くらい。
第一興商を中心に大手からカラオケテープが発売され、家で歌うのが流行りました。
しかし、騒音が問題となり、79年には一部の市町村でカラオケ騒音防止条例が施行されるなど社会現象となりました。

その後も高音質かつ頭出し可能なカラオケLDが登場し、
一定の評価を得ました。
しかしあくまでも年配向けでした。
次々に新しく登場するポップスをカラオケ化しても、
リリースするころには若者にとって”古い歌”で、売れないからです。
そもそもおばあちゃんのカラオケ機を借りて家で歌うなんてイマいとは思えなかったのです。

次のブームは90年代です。
小室ファミリーを筆頭に、ビジュアル系ブーム等、日本の音楽が一番沸いてた頃です。

この頃に世界初通信カラオケX2000が登場し、
カラオケボックスが大量に出来始めます。
最初は廃棄用の貨物列車を改造した個室を郊外の駐車場跡地などに
設置するスタイルが一般的でした。

音響会社の他、ゲーム会社や通信事業者がこぞってカラオケ市場に参入し、
戦国時代を迎えます。
カラオケフリークは、どの店で歌うかより、どの機種で歌うかを重視していました。

一般的な評価

・DAM    = 音はリアル。曲数まぁまぁ
・Joysound = 音ショボい。曲多い。
・セガカラ  = 編曲しすぎだけど歌いやすい。 曲少ない。

上記以外はそれしかないから仕方なく。って感じでした。

その後、日本の音楽市場の衰退とともに、カラオケブームは終わっていきます。
しかし地域性もあるのでしょうか?
大阪ではいまだそれなりに需要があると思います。
「暇やしカラオケでもいこか~?」「おお、そうしょーか」と。

しかし、こっちでは
「まだ時間あるしカラオケ行かない?」というと
「え~、やだー、私苦手なんだー」とか言われる。らしい。俺の話じゃない。

俺の話じゃない。

ともかく全国的に人気が下火になった事で、90年代に参入した会社がどんどん撤退していきます。
それを引き受けた会社も撤退して・・・となり、
現在はそれらの会社が全てエクシングに集約されたのです。

作る方も必死です。
発売前の曲でも人気歌手であれば、ラジオで先行して流れたのを絶対音感を持つ人材をやとって即打ち込んでいきます。
ジャスラックの許可と同時に配信します。大変ですね。

今のカラオケは凄いです。
ハモりも本人?と思うようなリアル音源ですし、
打ち込みだけでは無く、スタジオ録音した生音も存在します。

さて、最初にこれだけ下火なのに、カラオケボックスはいまだに街にあふれかえっている理由ですが、
当然学生にはまだまだ人気というのが一つ。
後、意外にも平日昼間は年配の方の需要が高いらしい。
店によっては、65歳以上は部屋代半額とか色々とキャンペーンを打っています。

そしてもう一つ
ネットカフェとの融合です。
ネットカフェにカラオケがある店舗もありますが、
カラオケにネットカフェ機能をつけた店舗が出てきています。
カラオケボックスの中にPCがあり、廊下には漫画が所狭しと並び、
ドリンクサーバーで飲み放題です。
一人カラオケを流行らそうと、歌広なんかは一部店舗を一人用ルームに改装してます。

まぁそんな色々書いてきましたけど、

ようするにカラオケ行きたくなってきた。

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