先日少し早い夏休みをもらい実家に帰省した。
友人の誘いにより、ひょんな事から今流行の街コンのスタッフの手伝いをする事になった。
街コンとは
改めて説明するまでもないが、街コンとは地域の複数の飲食店に協力してもらい100人単位で合コンをするという、異性との出会いの場と地元の活性化を両立させるイベントである。
参加者のメリット
- 出会いを求める異性が一斉集合かつ大抵の場合地元が近い
- 婚活ほどガチっぽくないしシステムも緩い
店舗側のメリット
- ターゲット顧客である地元の若者に店の存在を知ってもらえるので別の機会に使ってもらえる可能性がある
なお、俺は事前打ち合わせのメモをiPadで取っていたというだけの理由で各店舗の空き状況を随時twitterで流し続けるという何その罰ゲーム?みたいな役をもらった。
街コンは複数の店舗を使って行うため、どうしても偏りが出来てしまう。(特に開催場一番端の店舗等)
なので、随時店舗配置スタッフが、現在の男女別空き状況をメールし、それをまとめてtwitterに流す事で偏りなく参加者を誘導出来るようにするのだ。
その時は地元でいろんな人と出会っても会える機会無いだろうしこの手のイベントの裏側が見られるという知的好奇心(と、あえていうなら8割19分10厘のやましい気持ち)で参加していただけなので了承した。
・・・そもそも友人の地元なだけで俺の地元からは在来線で1時間強かかる場所だったし。
かくして炎天下の下、各店舗スタッフからのメールをひたすら受信して、それをまとめてtwitterに流す作業をしていたのだが、流動的すぎて見逃しもあり、途中で破綻した。
店舗を自由に回って良いとの事なので色々まわって観察したり、道行く参加者(手首に参加タグがついている)に感想を聞いたりしていた。
そこで分かった問題点
- 今回参加条件は20〜39歳であり、実際幅広い年齢層だったが男性は20代後半、女性は30代前半が多かったように思えた。男性は恋人や異性の友人探し、女性は結婚相手探しで温度差があったように思える。
- 店舗に入るとスタッフが素早くペアを作って座らせるのだが、実際はその横のグループの会話の方が自分向きだったりしたようだ。
- 人によるが4時間程度の街コンでゲットした連絡先は3つ程度と言っていたので万人に効率が良いとは言いがたい。
- 半立食の会場では、スタッフが誘導しないため、なかなか異性に声をかけるきっかけや勇気が無いようだった。
もう少しユーザーサスティナビリティーを上げるのであれば、以下のようにもう少しシステマチックにするのはどうか?
具体的改善案
- 知らない男性2組、女性2組で1つのグループを作らせる。
- 開始1時間は会場内15分間隔で男性側がローテーションし、4組と話す。
- その後は30分の自由行動。この際、先のローテーションで興味をもった子にアプローチするもよし、他の店舗に行くもよし。
- 30分後に事前に指定された違う店舗で同じように1時間かけて4組と話す。
- その後は終了まで自由行動とするが、20代専用店舗、30代専用店舗等年齢制限を作っておくと良いと思う。偏るリスクがあるがミスマッチを回避出来る。
- twitterの店舗空き状況は、1アカウントを各店舗スタッフに教えて各々店名や番号付きでつぶやいてもらう方が効率も鮮度も良い。更新頻度の遅い店舗は徘徊スタッフが確認に行く。
後、参加者は自由行動時、道で声をかけろ!普段よりかなりイージーモード状態なんだから。
と思うけど、そういうタイプはこの手のイベントに参加しなくてもいっぱい出会いの場があるんですよね。
このビジネスはリアルでのつながりが希薄になっている現代人にはしばらくウケるだろうな。というか最終的には区や市が補助金出して委託された業者が定期的に開催するようになるんじゃないかな。
少子高齢化が進む中、異性との出会い方も変わっていくと思う。
多分もうあるんだろうけど、40代〜50代の街コンなんかも参加したい人多いんじゃないだろうか。
なんせいい勉強をさせてもらえた。またやりたい。(結局1週間後にもやってるが。)
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