都心で暮らすと電車でどこでも行けるので、駐車場代や税金等維持費が高い車を持つ気になれない。
しかし子供が生まれると何かと出かけるのが難しい。
今まで意識していなかったエレベーターの位置、電車に乗るなら何両目の後ろ側など考えないといけないし、泣き出してしまったらと思うとやっぱり車があればなぁと感じる。
子供が大きくなるまでは地元から出ないから車無くても大丈夫!って人も流石に病院に迎えに行く時とか産まれたてほやほやの子供抱えて家まで歩くとか、電車乗るのって怖くない?
近ければタクシーもありだけど私の場合、妻の里帰り出産で車で1時間以上かかる場所だったので車が必要だった。
まぁ乗るにしてもせいぜい週末に数時間乗るかな?という程度なのでカーシェアの方が便利で楽だ。
しかし問題となるのがチャイルドシート(ベビーシート)。
今日はそんな車を持たない人におすすめのチャイルドシートを紹介したい。
カーシェアはコスパ最強
都心に暮らすものにとってカーシェアはコスパ最強のライフハックだ。
都内で駐車場を借りると平気で月3万円とかかかるが、3万円あればカーシェアで35時間以上乗れる。しかもガソリン代込。
毎週末7時間使ったとしても月3万円で収まるのだから使わない手はない。
しかも今日は実家に行くから道が狭いと思えばコンパクトカー。荷物が大量になると思えばミニバンと用途によって使い分けられるのが魅力。
詳しくは以下にまとめたので読んでもらいたい。
デメリットはチャイルドシートが無い事
しかしカーシェアにはチャイルドシートが無い。
一部オプションサービスに対応したステーションなら借りられるようだが、例えば「新宿」で検索して出てきたのは1件のみ。
「東京都」で検索しても16件だったのでまぁ無いと思った方がいいだろう。
チャイルドシートは2000年4月1日に道路交通法で6歳未満の着用義務がかせられており、違反すると違反点数が1点加点となる。
違反もさることながら、万が一を考えるとやはり必要だろう。
ちなみにタイムズカーの場合、「ジュニアシート」は全車に搭載されている。
トランクに入っている事が多い
といってもジュニアシートは4歳~10歳程度の子供がシートベルトをする際に小さすぎてきちんと固定出来ないのを補助するクッションみたいなものなのでチャイルドシート代わりにはならない。(チャイルドシートのデカい版のようなジュニアシートも存在するが、タイムズカーのやつはそれではない。)
おすすめのチャイルドシート
カーシェアで借りられないとなると買うしかないわけだが、滅多に使わない、だけど車を使う時は絶対に必要で、安いものじゃないし、普段置き場所ないしどうしようと悩んだ私が買ったのがこちら。
カトージのベビーシートjoie Gemm(ジョーイジェム)だ。
重さ3.8kgと片手で持てるサイズ。
バウンサーとして日常使い可能
これが他のチャイルドシートと何が違うかというと、持ち手の部分が3段階で可動するので、普段自宅でバウンサーとして使えるのだ。(ロッキングポジション)
上に上げるとハンドルになるので子供を入れた状態で移動も出来るしおもちゃをくくりつけると簡易的なメリーとしても使える。(キャリーポジション)
一番下にすれば揺れないよう固定する事も可能。(チェアポジション)
体が大きくなるとゆらゆらを利用して飛び出ようとしてくるので5ヶ月過ぎたあたりからはこの形で使っている。
例えば一人の時に風呂に入れないといけない場合、洗面所にGemmを置いておき、自分の体を洗うまで待っていてもらうといった使い方も出来る。
ちなみに上記写真の時は洗濯機にタブレットを設置してYouTubeを流す事でおとなしく待ってくれていた。
風呂に限らず食事を作っている間、とか、洗濯している間、とか目を離さざるをえない時にリビングでこれに座らせてテレビの子供向け番組流すとおとなしく見ている。
うちではベルトを使っていないが、動き回る子なら車に乗せる時同様固定しても良いだろう。
撥水性がある素材なので、準備が出来たら子供を持ち上げてバスタオルをGemmに敷いておき、あがったら一旦子供をGemmに置いて、自分の体を拭いて、と使えて便利だ。
離乳食デビューの椅子として
あくまで一時的ではあるが、離乳食のための椅子を買うまでこのチャイルドシートを使って食べさせていた。
というのもバンボがいい→太ももが太くなると使えなくなる。ストッケがいい→木製の椅子はつかまり立ちで転倒が危険。こぼしまくるので掃除が大変などなかなか自分の子供にあった椅子を即座に買えなかったのだ。
ちなみに最終的に買ったのは同じくカトージのテーブルチェア 洗えるシート NewYorkBaby。
Twitterで子供のいる先輩方にオススメの椅子を聞いたところ、奥様達から圧倒的に評価が高かったのがテーブルに取り付けて浮かせる椅子だったからだ。
最初は足が宙ぶらりんになるので踏ん張れなくてよくないのではと思っていたが結果問題なかった。
また、離乳食が床に落ちても掃除しやすくコンパクトで旅行や里帰りにも持っていける。木製と違い1万円以下で買えるしいらなくなれば捨てやすい。
木製の椅子は大人になっても使える!とか書いてるけど使わんだろ・・・。
とまぁあくまで一時的な利用だが助かった。
チャイルドシートとしての利用
本題のチャイルドシートとしての利用だが、こんな感じだ。
Gemm自体にもベルトがあるのでまずそれで子供を固定した後に、後部座席の3点式シートベルトをGemmの指定の位置に通し、さらに後部座席を前後にスライドさせてGemmを挟む事で安定する。
車種によってシートベルトの位置が微妙に違うが、固定出来れば良い。
UPF50+の幌がついているので日差しがきつくなっても安心だ。
簡単に取り外しも出来るので家で使う時は取ってしまっても良いだろう。
カーシェアだと毎回外さないといけないのだがシートベルト固定なら簡単に外せるし、外してそのまま家まで子供ごと運ぶ事が出来るのも便利。
Gemmは対象年齢が新生児~体重13kg(1歳半頃)なので、大きくなったら別のチャイルドシートを考えないといけないが、3歳まで使えるようなタイプは大きすぎて新生児の頃使いにくい。
日常使い出来るなら1歳半での買い直しも納得出来るだろう。
オプションでさらにガッチリ固定可能
あまり車に乗らない人だと知らないと思うが、というかチャイルドシートを使う機会が来るまで車持ってても意識したことないと思うが、シートベルトよりガッチリチャイルドシートを固定出来るISOFIXという規格があり、ここ10年以内に発売された車なら後部座席に固定用金具がほぼ標準で付いている。
Gemm単体ではISOFIXを使う事が出来ないが、以下のようなISOFIX対応ベース「i-base」が売られている。
カーシェアでここまで用意する必要は無いと思うが、例えば実家(じーじ、ばーば家)がまぁまぁ近いので月1回帰ってます。実家には車あります。って場合にi-baseを置いておくというのもありなので一応紹介しておく。
ベビーカー ツーリストがあればGemmをそのまま乗せる事が出来る。
これも車を多用する人ならベビーカーへ載せ替えしなくて便利なのかな?でも毎回チャイルドシートを外すのも面倒なので私には使うシーンが想起できない。
洗える
チャイルドシート以外の用途でも活躍するので利用頻度があがると汚れやすい。
しかしこのチャイルドシートはカバーを取り外して洗える。まぁ大体のチャイルドシートも洗えるようになっているとは思うが。
カバーを外したあとのベルト部分や本体部分はアルコールで拭いた。
ちなみに7ヶ月くらい使い続けて初めて取り外したのだが埃カスがすごかったので3ヶ月に1回くらい洗った方がいいだろう。
まとめ
1日でも赤ちゃんを車に乗せるならチャイルドシートは必須。
でもカーシェアでチャイルドシートを借りるのはほぼ不可能。
レンタルサービスで借りると安いものでも1週間で2000円以上かかる。(受け取り、返却も手間。)
実売1万円以下でチャイルドシートとして使える上、普段使い出来るカトージのジェムはコスパ最強のアイテム。マストバイだ。
ちなみに1000円ほど安いJoie ベビーシート Juva(ジュバ)というGemmとよく似た製品もある。
Gemmとの違いは以下。
大きな仕様の違いは以下の3点です。
①幌:Gemmは折り畳みできますが、Juvaはできません。
②持ち手ハンドル:Gemmは持つ部分にラバー素材のカバーがついていますが、Juvaにはございません。また、ハンドル部分もGemmの方が若干太くなっています。
③本体重量に差があります。Gemm:3.8kg/Juva:2.9kg ☆Gemmの方が上位機種となりますが、安全面の差はありません。
私は幌の折りたたみが出来た方が良いと思ってGemmにしたのだが、Juvaも幌外せるだろうし、900gも軽いのでこっちでも良かったかもしれない。
私がGemmを買った後に登場したのだが、上位規格のi-Snug(アイ・スナグ)というものもある。
上記のように安全性を高めたものになっている。
ただ実売1.3万円くらいするので実売7000円のJuvaか8000円のGemmで十分だと思う。
子供はすぐ大きくなるので滅多に使わないものは買うのを躊躇するが、たまーに車に乗るのであればこの商品おすすめである。
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