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HDRってなんだ?

形無いもの
この記事は約5分で読めます。

昨日友人の結婚式の二次会にお呼ばれしました。
そこで1年半ぶりくらいに会った子にiPhone向けられて
「このHDRっていうのなんですか?」と言われた。

iPhoneでHDRで撮影した画像は左上に[❏HDR]と表示される

いつものように「HDRっていうのは、ハイダイナミックレンジの略で~」とかって言うと、
(こいつ友達少ないんだろうな~)とか思われそうなので、
「実際目で見ている景色と同じ場所から写真撮ると全然雰囲気が違う時あるでしょ。
だから、写真を何枚か撮ってさ、露光っていうのは明るい時と暗い時で映り方が・・・」と
概念では無く実際の処理を説明しようとしたが、3秒後には違う人と話してた。
多分(こいつ友達少ないんだろうな~)って思われたと思う。

さて、HDRって最近のコンパクトデジカメにもかなり搭載が進んでいる機能なので、
なんとなくしか分からないけど手軽に綺麗に撮れるから使っているとか、
逆に意味が分からないので使っていないとかって人が大半だと思う。
今日は改めてHDRを説明したい。
素材はめんどいので拾い物で行う。

結論

露光の違う3枚の写真を合成して人間の目で見えているものに近いものを作り出す技術

 上の画像のように、明るくて空が白飛びしている写真、かなり暗い写真、平均的な写真を3枚撮り、
平均の写真では暗くなりすぎているところを明るい写真から、明るくなりすぎているところを暗い写真から持ってきて1枚の写真を作る技術。

人間の目は絶えず瞳孔を動かす事で、暗いところも明るいところも見えるようになっている。
夜中に車のヘッドライトに照らされて車のライト周辺以外何も見えなくなった経験があると思う。

ライトが無ければ見えていたであろう左右の景色が見えなくなる

実際には暗いところを集中して見ている時は明るいところは真っ白になり、
明るいところを見ている時は暗いところが真っ暗になっているのだが、
一瞬で切り替えられるので全部見えている気になる。

写真はその瞬間の切り抜きなので、明るい時は暗いところが見えにくく、
暗い写真は明るいところが白飛びしてしまうのだが、瞳孔を閉じたり開いたりすれば見えるであろう複数の写真を撮影する事で、人間の目に近い写真が撮れるのだ。

向かないシーン

 んじゃなんでもかんでもHDRで撮った方が綺麗かと言うと残念ながら万能では無い。
 先程も言ったように、HDRを使うには(最低)3枚の写真が必要になる。
手動で撮るわけでは無く、自動で撮影してくれるが、3枚撮影している事には変わりなく
その後合成処理があるため撮影に時間がかかるかつブレやすい。

なので、連続撮影したい時や動きまわる子供やペット、スポーツ等には向いていない。
また、極力綺麗に撮りたいのであれば撮影時も通常撮影以上にブレに気をつかう必要がある。

※CASIOのハイスピードEXILIMのように撮影用と画像処理用のエンジンを2つ搭載する事で連続撮影や動きの多い画像に対応出来るものもある。

向くシーン

 撮影対象が静止していて手ぶれに気をつけられる状態であればほぼHDRで問題ないと思う。
特に夜間や室内はフラッシュ焚くとのっぺりするし、
ISO感度を上げるとノイズが出てザラザラな画質になる事が多いため、
HDRを使うと自然(に見える)な写真が撮れて便利だ。

プロの意見

 俺のように実利主義はHDRを多用するが、写真のプロはHDRを嫌う傾向がある。
というのも、合成技術なので、「HDRは合成写真」であり、偽物だという考えがあるからだ。
また、後から画像処理ソフトを使って自分で修正を考えている場合、
HDRはコンピュータ処理のため意図しない色味等になる事が多い。
そのあたりを嫌うらしいので、カメラや写真にこだわる人に
HDR便利っすよね。という話をするのは避けた方が良い。

とは言え、プロ志向の人たちが使う一眼レフカメラにもHDRが搭載されてきており、
最近では容認というか市民権を得てきている気もする。

HDRの面白い機能

CasioやSONYといった一部のメーカーは、HDRの特性を活かしたアートフィルターを用意している。
これは、不自然なくらい輪郭や色味を強調させる事でCGのような写真が撮れる機能だ。

CasioはHDRアート、SONYは絵画調HDRという名前で提供している。

オススメのデジカメ

CASIO EXILIM EX-ZR20


「誰でも手軽に綺麗な写真を撮りたい」を叶えてくれる魔法のカメラ。
先日シルシルミシルでも紹介されていた。

電源オンからシャッターを切れるようになるまでが早い。多分世界で一番早い。
連続撮影も余裕。価格もそこまで高く無いので万人にオススメ出来るカメラだ。
ズームも8倍で流行の超解像ズームを使えば16倍までいける。

以前のEXILIMと比べるとデザインがマシになった。
充電は独自USBケーブルからだが、スマホ並のバッテリー容量を誇り、
撮影枚数も世界トップクラスなので許したい。
でも出来れば次期作はMicroUSBを採用してほしい。

SONY Cyber-shot WX100

Casioはデザインが無骨なのでちょっと・・・という方はこちら。
SONYのWX100。高速連写やHDRの使い勝手はCASIOが上だが、
肝心の画質はSONYが上だと思う。
また、動画撮影はSONYが頭3つくらい飛び抜けて綺麗。

また、ZR-20より一周小さいにもかかわらず、10倍ズーム(超解像20倍)までいける点も評価。

リコーのCXやNIKONのハイグレードモデル等根強いファンがいる機器も多いが、
クセ無く手軽に綺麗に撮れるという点では上記2モデルはかなり先に行っているというか
開発コンセプトがそもそも違うので、とにかくオートで綺麗に!という人は
是非検討してもらいたい。

❏BestGear HDRアート特設サイト

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