月額500円程度のサブスクリプションサービスといえば、AmazonプライムやLYPプレミアム(旧Yahoo!プレミアム)が双璧だろう。それに比べ、月額548円(税込)の「Pontaパス」は、どうも加入者が少ない印象がある。
auやUQモバイルを契約すると30日間無料でついてくるため、そのまま契約を継続している人もいるはずだ。しかし、正直に言って見やすいとは言えないUIにごちゃごちゃと情報が詰め込まれており、何が利用できるのかを把握できず、活用しきれていない人が多いのではないだろうか。
動物園などの入場券が100円引きになるといった特典もあるが、旅行のたびにPontaパスの特典を思い出して検索するのは難しい。

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最近では「コーヒーコース」を選ぶことで、毎週160円(税込)のローソン「MACHI café」コーヒーSサイズが無料になる特典が追加された。週に一度でもコンビニコーヒーを買う人なら、これだけで月額料金の元(160円×4週=640円相当)が取れる。
しかし、Pontaパスの真価はこれだけではない。実はもっとお得な特典が隠されていることをお伝えしたい。
1. ティップネスが1回500円で利用可能

個人的な最大の目玉の一つがこれだ。通常、月額会員になると1万円程度はかかるフィットネスクラブ「ティップネス」を、水曜・木曜限定ではあるが、週1回まで500円(税込)で利用できる。
過去には週末も含めて利用可能だった時期もあったが、残念ながら現在は水木限定に戻ってしまった。とはいえ、ティップネスに通っているが利用は週1回程度だという人は、月額会員を辞めてPontaパス経由で利用した方が圧倒的に安くなる。
会社の福利厚生や健康保険組合でも同様のサービスが提供されていることがあるが、誰もが使えるわけではない。その点、月額548円でこの権利が手に入るのは非常に価値がある。
プールやサウナはもちろん、店舗によっては露天風呂まで完備されており、単なる運動施設としてだけでなく、レジャー施設として楽しむことも可能だ。
2. ローソンでChargeSPOTが月1回30分無料

みなさんはモバイルバッテリーを持ち歩いているだろうか?
かつて私がiPhone 12 miniを使っていた頃はバッテリーの保ちが悪く、常に出先で電源を求めていた。今は機種変更し、それなりに写真撮影などをしても丸一日もつようになったため、持ち歩かなくなった。
私の場合、小さい子供と一緒に寝ているため、就寝中の充電ケーブルは危ない。そのため、風呂に入っている間に充電し、ケーブルを抜いてからベッドに持ち込むことが多い。それでも朝起きて90%以上残っているので困らない。
しかし、子供を寝かしつけた後、自分が動くと起きてしまう可能性があるため、しばらく無音でYouTubeを見たりゲームをしたりして時間を潰すことが多い。すると、気づかぬうちにバッテリーを消費して朝を迎えることが多々ある。
あるいは、酔って帰宅し、ケーブルを差すのが面倒で寝てしまうこともあるだろう。
モバイルバッテリーを持ち歩かないときに限って、こうした充電忘れが起こる。出先で不安になることが、数ヶ月に1回はあるはずだ。わざわざお金を払ってまで充電したいかというと、「ギリギリもつかもしれない」という感情が働き、躊躇してしまう。
そういう時に役立つのが、この「月1回30分無料」特典だ。ChargeSPOTのモバイルバッテリーはPD(急速充電)に対応していないため充電は遅く、30分で完全回復は難しい。それでも数十%は回復できるはずで、いざという時の安心感は絶大だ。
3. フードデリバリー「menu」の配達料が無料
これは普段からmenuなどのフードデリバリーを使っているのであれば良い特典である。「menu」利用時の配達料(通常300円~)が、Pontaパス会員なら何度でも無料になる。
4. エンタメコンテンツも充実(雑誌・映像・音楽)
実は暇つぶしになる雑誌や漫画が追加費用なしで読める。
スマートフォンの画面では読みづらいので、タブレットでの閲覧を推奨するが、MONOQLOなどはたまに見ている。
あと、私は見ていないが文春も見られるようなので、話題の記事をこれでチェック出来るかも
また、実は雑誌だけではなくドラマ・アニメ・映画の見放題や、音楽の聴き放題サービスも含まれている。
専用のVODサービスや音楽サブスクに比べればラインナップは限定的なのであくまでその手のサブスク加入していない人向けだが、追加料金なしでこれらが楽しめるのはメリットだ。
5. 映画館の割引(TOHOシネマズが月曜1,100円)
映画館を定期的に使う人なら、映画特典も有用だ。例えば、TOHOシネマズでは毎週月曜日に鑑賞料金が1,100円(税込)になる。2名まで適用される場合もあり、使い方次第では「最大900円オフ」という表記以上に得になる。
(私自身は頻尿なので映画は自宅で見る派であり、使うとしてもセゾンゴールドプレミアムのカード会員特典で1,000円で見ていた。しかし、その特典も2025年12月から改悪されるという情報があり、Pontaパスの特典価値が相対的に上がるかもしれない)

6. au PAY マーケットでのポイント交換が増量
au PAY マーケットをよく利用する人限定だが、Pontaポイントを「au PAY マーケット限定ポイント」に交換する際、1.5倍~2倍などに増量される特典もある。
数年前は2000ポイント→3000限定ポイントになったので、ミルク缶とかおむつとか買うのに使ってたけど今見ると200ポイント→400限定ポイントとかなのでauPayマーケットを常用していないとなかなか価値を見いだしにくい。
このように、Pontaパスは月額548円(税込)ながら、特定のライフスタイルの人には強烈に刺さる特典が揃っている。
「ローソンのコーヒーを毎週飲む人」「ティップネスに週1回(水木)通いたい人」「お守り的にChargeSPOTが使えると良い」——このいずれかに該当するならば、UIの分かりにくさを乗り越えてでも契約する価値は十分にあると言えるだろう。
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