無料で1年間、通話し放題、通信し放題となる楽天モバイルをもう申し込んだだろうか?
申し込んだは良いがスマホ2台持ち歩くの面倒だし自宅は光回線あるから結局使ってないという人も多そう。
前回は、入手した楽天モバイルのSIMをモバイルルーターに入れて活用する記事を書いた。

しかしモバイルルーターに通話やSMS機能がないためせっかくの通話機能を捨てる事になる。
今回は、私がメインで使うソフトバンク回線のiPhone XSで楽天モバイルの電話番号で通話、SMSも使えるようにしたのでお伝えする。
もちろん、今まで使ってきた電話番号もそのまま使える。つまり1台のスマホで2つの携帯電話番号を使えるようにした。
なお、本利用方法は楽天モバイルの正規の利用方法ではないため今後利用不可になる可能性もある事を理解しておこう。
準備
まずは自宅などの”WiFi”に繋がっている状態で楽天モバイルのSIMに入れ替えよう。
楽天のプロファイル設定していないため電波を受信しないが気にしなくて良い。
Rakuten Linkアプリをダウンロード。(iOS版は7月9日にリリースされた。iOS13以降対応)

連絡先へのアクセス含め、5項目ほど許可するように表示される。
全部許可しておかないと不具合が出る可能性があるので許可しておこう。
それが終わると、楽天モバイルの電話番号の入力を求められる。Androidの場合はSMSで認証するので入力の必要はないが、iOSの場合SIM自体にアクセスして認証を行うためこのような形となる。
My楽天などにいって事前に自分の楽天モバイル電話番号を控えておこう。
完了したら、自宅電話や会社携帯等から試しに楽天モバイルの電話番号に電話をかけてみよう。
通話
普通に考えると楽天モバイルの通話用電波が受信できていなければ電話が使えないと思うが、楽天LINKはRCSという仕組みを使っておりWiFi環境でも利用出来る。
着信
電話番号が表示され、Linkオーディオ…と出れば成功だ。
※現在SIMを抜いているメインの電話回線しか無い場合はこの状態で試せないが後で確かめる方法があるので一旦飛ばそう。
この状態で、楽天モバイルのSIMを抜いて、メインSIMに入れ替えよう。
改めて、楽天モバイルの電話番号に別の電話から電話をかけてみよう。
左のスマホから、右のスマホに着信している。楽天オーディオとなっているが、楽天モバイルのSIMは抜かれている状態だ。
なお、電話がiPhone1台しか無い場合、通常の通話アプリから、楽天モバイルの電話番号に電話してみよう。
さきほど試したところ、通話ボタンを押してしばらくすると、着信した。
▲1台のスマホにA、Bの2番号入っていてAからBに発信してみた映像。
メイン電話から楽天LINKに発信。楽天LINKが受信する。終話ボタンを押すとメイン電話の画面に戻っている。
発信
発信は、モバイル回線じゃないと電話番号が非通知となるとの記事も見たが、私がソフトバンクSIMを入れた状態で、自宅のWiFiに繋いでRakuten Linkで発信した際、相手方に楽天LINKの電話番号が表示された。
楽天モバイルのSIMはWiFiルータに戻して再びデータ専用として利用している。
通話品質
通話品質だが、お店の予約で固定電話(03-)に電話したところ、問題なくクリアに会話出来た。
その後、18分間、固定電話(06-)に電話したのだが、相手の声は最初からきちんと聞こえるが、途中1分ほど、なかなかこちらの声が聞こえなかったようだ。
ビデオミーティング時のWiFi接続悪い時のような感じ。その後も1分くらいこちらの声が遅延していたようで、変なところで相槌打つから喋りが一瞬止まちゃったよ。って感じの喋りをされた。
後半は問題なく会話できた。
SMSも送受信可能
楽天LINKアプリの下メニュー右から2つ目の「チャット」がいわゆるSMSだ。
楽天モバイルのSIMを抜いた状態でのWiFi環境でも、送受信どちらもできた。
キャンペーン等でSMS認証が必要だけどあまりメインの電話番号を使いたくないなというシーンってよくあると思うが、これなら楽天モバイルの番号で認証出来るためむちゃくちゃ便利だ。
楽天LINK=通話料無料ではない!?
ちょっと心配になったのが楽天モバイル公式サイトの「iPhoneを使う」を見た時だ。
製品(デバイス)一覧(2020年7月8日現在)の情報として、
iPhone 11やiPhone XSなど、2017年発売以降のモデルはすべてマルになっているが、iPhone XやiPhone8などの機種は国内通話かけ放題がバツになっているのだ。
そもそもこれは、楽天モバイルのSIMをiPhoneに入れて使う際の情報なのだが、楽天LINKがあるのに国内通話かけ放題バツ、というのはどういう事だろうか。
楽天LINK iOS版がリリースされたのが2020/7/9で、対応機種情報が7/8時点なので更新されるとは思うが、もしかしたら楽天LINKで通話したら通話料がかかる可能性も無きにしもあらずである事を記載しておく。

iPhone XSからの通話は無料
楽天モバイルSIMを刺したiPhone XSで楽天LINKをダウンロード、そしてSIMをソフトバンクに入れ替えても使えているわけだが果たして本当に無料になったのか、その答えが上の明細だ。
通話もSMSも無料という結果となった。
途中楽天LINKアプリのアップデートもあったが、2020/12/30の通話も無料で請求されていない。
保証は出来ないが、少なくとも2017年発売以降のモデルのiPhoneであれば無料になるもよう。
2021年4月からは1GB以下の通信であれば月額費用が無料となる。
楽天モバイルは順次auのローミングが終了しており、人口カバー率70%を超えた都市部はほぼ楽天独自電波のみとなっている。
プラチナバンドをもっていない楽天モバイルをメインで使うのはまだ怖いが、ahamoやsoftbank on line、povoといった大手キャリアのオンライン専用プランに組み合わせたり、店舗で契約したい、法人契約等の場合はUQモバイルをメインにして、通話は楽天LINKで行うとコスパが高い。
たまに認証が外れる
と、これ使えるね。と思ったけど設定から3ヶ月、気づくとログアウトされており、アプリを立ち上げると
Rakuten Linkは楽天モバイルのSIMカードでのみご利用いただけます。SIMカードを入れ直して再度ログインしてください。
と表示された。
理由は不明だが、おそらく以下3つのうちのどれかだろう。
1.iOSのアップデートによるもの
9月にiOS14にメジャーアップデートしており、そのタイミングで外れたのかもしれない
2.楽天LINKアプリのアップデート
可能性としては高い。
LINKアプリインストール時は気をつけていたが、iOS14リリース直後に多くのアプリがアップデートされた。
その際うっかりアップデートしてしまったような気もする。
3.しばらくすると自動でログアウト
楽天のSIMを入れている、入れてないのチェックが入ってなのか、●ヶ月に1回の間隔なのかは分からないが、もしかしたら一定期間経つとログアウトされてしまうのかもしれない。
まとめ
楽天モバイルは、楽天LINKアプリのおかげで通話/SMS機能とデータ機能を分離可能。
コロナ禍によって在宅勤務が増えたけど自宅に固定回線がないため困っているといった場合はスマホのテザリングより専用のモバイルルーターを使った方が安定する。
また、メインスマホでは楽天LINKで通話すれば無料なので普段は楽天LINKを使いつつ、今まで使ってきた電話番号でも着信出来るという環境が用意出来る。
また、WiFi環境さえあれば日本の携帯電話番号が使えるというのも海外旅行時に便利だ。(当面行けそうにないが。)
また、WiFi運用している古いiPhone(iOS13に上げられるもの)に電話番号を持たす事も出来る。
でもそれなら素直に楽天モバイルのSIM挿せばよくない?ってなりそうだけど。
今まで050番号を使って便利だったが、楽天LINKはこれの上位規格として使えるので最強だ。といってもお金払ってまではいらない機能なので無料で使える1年間楽しもう(?)と思う。
ただ、強制ログアウトされた場合改めてSIMを入れて作業をやりなおす必要があるのが面倒くさい。
正直プライベートで電話をかける事(除くLINE通話)ってマジでない。月に1回もない。
だからこそ電話しなければいけない時って結構急ぎだったりする。
でも久しぶりに使おうと思う時にログアウトされていてSIMの差し替え求められたら凄いストレス。なので使えたらラッキーくらいの知的好奇心を満たすためのお遊びと割り切った方がよいだろう。

コメント
バズってもおかしくない超凄い情報だけど今は通話無制限プランあるしそもそも電話かける人少ないから大きいお友達向けウルテクって感じでしょうか?
このブログの独自の切り口好きなのでこれからも楽しみにしてます。
最近一時期より更新少なくないですか?
なんとなく出来るんじゃないかなーと思って調べたら本当に試してる人いてびっくりしました。
このブログ初めて見ましたけど大手メディアやキュレーション系の新しい情報何もないのと違って独自色強くテーマも幅広く他のも読んでむちゃくちゃ面白かったです!
これは革命ですよね..
バズってないのが不思議だけど、、規制かけられる可能性があるからバズってほしくない、、