のっけから生活感丸出しの画像を出してしまったが、私は寝るのが大好きなので寝具にはかなりの拘りを持っており、一人暮らしを初めてからはマニフレックス、ドルメオと高反発マットレスを購入してきた。
そんな私も今まで実家で寝る時は大学時代に使っていたソファーベッドを使っていたのだが、だいぶガタがきているのと、そもそも安物なので中のパイプが背中に当たる等快適とは程遠い睡眠環境だった。
親もそろそろソファーベッドを捨てたいというので、実家用のマットレスを買う必要が出た。
最初はやはりマニフレックスやエアウィーヴか。と思ったが、今買うならダブルが欲しく、5万を超える。
年に数回しか使わない寝具にそんなにかけたくない。そもそも実家の保管だと数年後にカビてるかもしれないし。
というわけで帰省に合わせ探す事となった。
マットレスの条件
以下の条件で探した。
- ダブルサイズの三つ折り
- 床に直接敷いても底付き感の無い8cm以上
- 高反発の中でも固めを謳う製品
- 1万円程度(できれば以下)
- メッシュ素材のカバー
- ウレタンの匂いがキツくない
実際に寝てみるのが一番良いがそんな事は出来ない。
実店舗でちょっと横になる事は出来るが実際に寝るのでは印象は変わる。
また、高級品以外で実店舗があって確認できそうなのはニトリとイオンくらいしか無い。
しかも結構直前で親から言われたため見に行く時間がない。
もし実店舗で確認して買うのであれば、ちょっと固いと思うくらいの方が良いだろう。
ネットで見るとニトリはこのあたりが良さそうだったが8cmとちょっと薄い。
使用例を見ても、この下に敷布団を敷いており、多分単体でも寝られるだろうがもう少し太めが良かった。
しかし相場で見てもかなり安いしメッシュ生地なので検討の余地はあると思う。
イオンは良さそうな3つ折りは2万円以上したので却下した。
ネット専用店舗で探す
結局ネットで探すのだが堂々めぐりとなった。
なんせ実際に触れられないのだから決定打に欠けるのだ。
スペックで判断しようと思うと、同じスペックでもこういう粗悪品があるので気をつけて!とか書いてるマットレスのページあるし。
しかも数年前だか昨年に業界団体全体で検査方法が変わったらしく、170Nの硬さで記載の製品は昨年140Nの表記でした。 みたいな事いうからわけわからん。
また、需要の多いシングルサイズしか用意していない製品も多かった。
結局買ったのは自信たっぷりの商品紹介と、評価数が1000を超えていて、比較的高評価が多かったタンスのゲンの高反発マットレスだ。
Storageストレージ家具インテリアという店でも同額で売られているのでタンスのゲンオリジナル商品では無いようだ。
ちなみにシングルは6,780円で販売している。
なお、私が購入した時は税込9,980円で350円オフクーポンが使え、9,630円だった。(全額ポイント払いだが。)
買ったマットのセールスポイント
数ある中からこれを選んだ理由だが以下だ。
硬そう
アンダー1万円では25D記載が多い中、30Dはあまり無かった。ちなみにDはDensity(密度)の略である。
大体Dに比例して、硬さを表すN(ニュートン)も多くなる。170を超えれば”硬め”と表記している印象。
安物は硬すぎるよりやわらかすぎる可能性が高いので、数値大きめがよかった。
なお、高反発ではなく低反発で有名なテンピュールは大体100N前後。柔らかく包まれるような寝心地からはほど遠いのが固めの高反発だ。
なお、これらの値は品質表示法に従って計測されているはずだが、信用するしかない。
床に直接敷いて寝られる
いくら密度や硬さがあっても5cm程度の厚みだと底付きする。
固めで10cmあれば大丈夫なのはマニフレックスのメッシュウイングで体験済なので信頼出来るかなと。
臭い対策
安物の寝具でよく問題になるのが臭いだ。
特に高反発マットレスの材料であるウレタンは科学的な臭いがするので対策されてないと厳しい。
仕組みはよく分からんがガッツリ臭い対策していると記載されているのが好印象だった。
三つ折り可能
三つ折りのマニフレックスから折れないドルメオに買い換えた一番の不満は立てかけられないので風通しがしにくい事だ。
やはり三つ折りは扱いやすくて良い。
寝たこと無い人は隙間が気にならないか心配になるだろうが、三つ折りの場合、片面で見れば折り目で隙間が出来るのは1箇所のみ。また、シーツをつけて隙間を足側に持っていけばまったく気にならない。
残念な点:パイルのカバー
安いマットを買う層はマットレスカバーを付けないというデータがあるのかもしれないので、新品時に肌ざわりが良いのはパイルなのは間違いない。
が、ウレタンに汗が染み込むと厄介だ。
また、床と擦れて汚くなりやすい。
なので、できるだけポリエステルのメッシュ地がよかったのだが残念。
使用してみた
でかすぎて元々のソファーベッドや布団等もあるので生活感丸出しの背景が写り込んでしまうがそこは気にせず見てほしい。
むちゃくちゃ圧縮されてやってきたので開封。
一晩寝かせると大体9.5cmで落ち着いた。
圧縮の影響が大きい端は1ヶ月くらいかかるか、戻らないだろう。
以下は開封26時間後の写真
また、真ん中に折り皺が目立ち洗濯で取れるかはわからないが使用に影響ないので気にしない。
このように畳の上に直接ベッドパッドを敷いたマットを置いて寝る。
使わない時は軽く曲げておくと風を通す事が出来る。
しばらく使わない時は折りたためばかなりコンパクトになる。
実際に使った感想
購入後、7日間使ったのだがまったく底付き感無いし、固めが好きな私としては今のドルメオより良いかもしれないと思った。
購入2年後の2020年6月に5日間ほど寝たが、最初の2日ほどは問題なかったが3日目以降朝起きたら腰が痛くなった。おそらく一番体重のかかるお尻の部分が購入直後より沈んでしまっているのだと思われる。
ただし、普段椅子に座って過ごす自宅と違い実家では和室であぐらをかいている事が多く、普段より腰に負担がかかっている事も関係しているだろう。
さらに、自宅用に買って気に入ったストレッチポールの偽物を実家用に買ったのだが、本物と比較して硬い。
ものすごくコリに効いているのだが必要以上の刺激に揉み返しのようになってしまっている可能性もありベッドマットだけの原因とは言えなさそうだ。
意外だったのが、直前に買ったダブルで送料込2,000円以下というこの敷きパッドが綿100% 天竺ニットなのでTシャツのような素材でむちゃくちゃ肌触り良かった。
縫製もしっかりしており普通ダブルなら5000円くらいするのになんでこんなに安いのか謎だ。
ダブルの快適睡眠環境が12,000円で揃ってしまうのはかなりコスパ高い。
なお、枕は実家に転がっているのを使ったが、おすすめはこれ。
家用に2つ買って愛用中だ。
特に頚椎に違和感を感じるくらい肩こり、首コリの人に試してほしい。
グレードアップバージョンもあり
実はグレードアップ版として、メッシュ地かつ、ウレタンに切れ込みが入っていて通気性の良さを謳うものもあった。
特に沈みやすい腰部分を固くしてあり、すごく良さそうなのだが、先程のマットが1000件以上の口コミに対し、本マットは2件しか無いという事で差が激しすぎてやめた。
本当はそういうのこそ率先して買ってレビューすべきだが持ち前の損したくないチキンハートが出てしまった。
しかしこの手のマットは品番とか相性とか付けられないものかね?
一般的な名称がダラダラ並ぶので非常に検索しにくい。
まとめ
結論として底付き感の無いダブルサイズ(もちろんシングルサイズも売っている)のマットレスであり使わない時コンパクトに出来るのにかなり低価格であり、たまに使うならかなりアリだと思った。
また、日々使うとしても一般的な敷布団で寝るくらいならサイズもさほど変わらないし絶対こっちの方がよい。
新生活で初めての一人暮らしや同棲、結婚、私のように里帰り用に安くて使い勝手の良いマットレスを探していてちょっとでもこのブログが手助けになると嬉しい。
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