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LINEの電子マネー、ポイントまとめ【ありすぎて理解不能】

Pay・ポイント
この記事は約13分で読めます。

LINE PayにLINEポイント。そういえばLINEコインってあったな。

LINE Payのキャンペーンでもらったのが「LINE Payボーナス」って書いてるけど何これ?

そういった悩みを解決するため、把握している限りのLINEグループの企業通貨をまとめた。

なお、LINE Payのビジネスモデルは以下記事にて考察している。

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2019年11月1日より、LINE Payのユーザー還元が「LINE Payボーナス」から「LINEポイント」へ整理される
これにより、LINEポイントの発行主体はLINE株式会社からLINE Pay株式会社へ移管され外部ポイントへの交換も中止となる。
以下に記載した内容は2019年5月時点のものであり、現在とは一部異なる点がある事ご了承いただきたい。
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相関図

LINEの金融系サービスは、何が何に使えるのかをまとめたのが上記。

LINEポイントからPontaに交換する事でローソンで使えるといった話まで入れると永遠に話が終わらないので今回はあくまでもLINEのサービスで完結出来るところまでを書いている。

何故こんなに似たようなサービスが乱立しているかというと、

  • 資金決済法による規制
  • AppleやGoogleによるプラットフォーマー手数料を回避するための経由策
  • LINEのブランディング・マーケティング戦略

といったものが入り混じってこのような複雑怪奇なものになっている。

これは何を表しているのか、なんでこんな事になったのかを紐解いていこう。

LINE Payの範囲

様々なサービスが入り混じっているのでどこまでをLINE Payというか難しい。

例えばLINEポイントはLINE Payでは無いが、LINE Pay決済時の還元に使われているし、LINEウォレットにも表示されている。

LINE PayとはLINEの決済サービス全般を指し、図の緑背景部分を指す。

ウォレットはLINE Pay外の電子マネーの表示も行っている。

LINE Payを使って支払いや送金・受け取りを行うユーザー側と、支払いを受ける店舗側に分かれるが、ユーザー側に絞って話をするとアカウントタイプと支払い手段と、ウォレット(チャージ残高)に分かれる。

特に理解し難いのが、LINE Cash、LINE Money、LINE Pay残高、LINE Payボーナスではないだろうか。

これから詳しく説明するが、マトリクスで表すと以下となる。

LINE Pay残高
(変動)
LINE Payボーナス
(前払式支払手段)
LINE Cash
(前払式支払手段)
現金チャージ可能
銀行口座出金不可
送金不可
現金チャージ不可
銀行口座出金不可
送金可能
LINE Money
(資金移動業)
現金チャージ可能
銀行口座出金可能
送金可能
現金チャージ不可
銀行口座出金不可
送金可能

LINE Cashの状態だと、LINE Pay残高は前払式支払手段扱いを受けるため一度入れたお金を出金や送金といったお金を別のところに移す事が出来なくなる。

 

支払手段

ラインペイの支払手段とは、ラインペイはプリペイド(先払い)なので、事前にお金をLINEPayに入れておく必要がある。(もしくはキャンペーン等でもらったLINE Payボーナスで支払う)

その手段が複数ある。

世の中の大半の電子マネー、例えばWAONは、チャージしたWAONカードでしかチャージしたお金を使って決済出来ないため理解しにくいが、LINE Payは一つのアカウントのチャージ残高をいろんな方法で支払い出来る。

具体的には以下となる。

コード決済

コード決済と聞くとQRコード(二次元バーコード)をイメージするが、実際多くの店で対応するのはバーコードだ。

というのも、コンビニやスーパーでバーコードをピッピしているPOSレジで読み取るためQRコードよりバーコードの方が使いやすいのだ。

ただし、POSレジを持たない小さい店は、レジ前に置いたQRコードをユーザーがペイアプリのカメラで読み取って支払い金額を自ら入力するスタイルも多い。

これが中国で一般的な支払い方法。ユーザーは自分で入力しなくてはならず面倒だし、店側も金額データしか残らないので何が売れたか別管理しないといけないし、支払い完了画面を見せてもらうけど不正しやすい。

例えば美容室等、支払い金額が固定される店で、前回の支払い完了画面をスクリーンショット取って見せられたらパッと見払われてると思ってしまう。

一部のアプリでは画面の後ろにロゴが流れるようにしてスクリーンショットか否か判断しやすくして不正防止に取り組んでいる。

課題はあるものの、裏側がシンプルで導入しやすくランニングコストも安いので現金支払いのみだった店でどんどん導入されている。

LINE Payカード払い

JCBクレジットカードの網を利用して決済する手段。

LINE Pay画面から簡単にバーチャルな番号を発行可能。物理カードを発行する事も出来る。

Kyashと違いLINE Payは暗証番号を設定出来るのでサイン不可の店でも利用可能。(ICチップは搭載していない)

JCB加盟店であればネットショップでも使えるので、これも15%や20%還元対象になると祭りになる。

QUICPay+

JCBの非接触(Felica)電子マネー、クイックペイ払いにも対応。

ただし、現在はAndroidに限る。非接触電子マネーなら数百円の決済でもJCBカードより出しやすく、コード払いのような面倒が無いため非常に良い。

結局コード払いは過渡期を過ぎれば淘汰され、Felicaに落ち着くと見ている。(メルペイもコード払いの他、iDで支払い可能だ。)

 

LINE Pay請求書支払い

公共料金の支払いはクレジットカードという人には馴染み薄いが、コンビニ払いの場合上記のようにバーコードが付いた請求書が送られてくる。

東京電力エナジーサポート、九州電力、神奈川県水道、熊本市水道といった公共料金の他、ZOZOTOWNやファンケルといった通販にも対応している。

このバーコードをLINE Payアプリのカメラで読み取って支払う事が出来るので家で簡単に支払いを完了出来るのだ。

リリース当初は少なかったが、2019年5月26日に見たら50以上使える場所が増えていた。

LINE Payのお支払い方法
LINE Payは街のお店、オンラインショッピング、請求書の支払いにもスマホ一つで簡単にお支払いできます。

 

クレジットカード?

2019年5月26日時点でクレジットカードからのチャージには対応しないLINE Pay。

ただし、今後リリース予定のLINE Pay VISAクレジットカード(仮称)からのチャージは可能となりそう。

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これは、PayPayもYahoo! JAPANカードからのみチャージ可能なのだが、マネーロンダリング対策だと思われる。

クレカからチャージしたLINE Pay残高を即銀行出金すると現金化出来てしまう。

LINE Payボーナスにチャージできるようにするなど、LINE Pay VISAからのチャージは出金出来ないよう別管理されると思われる。

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アカウントタイプ

LINE Payでは2つのアカウントがある。LINE Cash(ラインキャッシュ)とLINE Money(ラインマネー)だ。

CashもMoneyも同じ意味じゃねぇか!と思うのだが、資金決済法に基づいて出来る事、出来ない事が別れている。

LINE Cash(前払式支払手段)

LINE CashはLINEアプリからLINE Payの利用を開始すればすぐに利用開始可能だ。

具体的に以下の事が出来る。

  • 10万円までLINE Pay残高にチャージ可能
  • LINE Pay残高が0になるまでコード、QUICPay+、LINE Payカード、請求書払いが可能
  • LINE Payボーナスが0になるまでコード払い可能
  • LINE Payボーナスを友人に送金可能

LINE Cashは資金決済に関する法律(資金決済法)上の「前払式支払手段」、つまりSuicaやEdy等と同じプリペイド方式の電子マネー扱いとなる。

1度Suicaにチャージすると現金には戻せないのと同様、LINE Cashアカウントでは現金化出来ない。また、残高を友人などに送金する事も出来ない。

ただし、LINE Payボーナスは企業からのキャンペーンでもらえるもので、ユーザーが現金からチャージ出来ない通貨なので送金可能。

実際にはSuica含む交通系電子マネーは手数料を払えば窓口で払い戻しが可能となっている。これは元々鉄道利用者向けに切符の代わりとして登場した背景から引っ越し等でその鉄道を使わなくなった時の救済処置として可能となっており例外扱いとなる。

“保有者のやむを得ない事情により前払式支払手段の利用が著しく困難となった場合”

例えばLINE Cashアカウントでも、利用可能店舗の無い地域に引っ越す事が決まりそれが証明できる場合は上記を元にLINE Pay残高を返金可能のはずだが、LINE Payカード(JCB)がある以上、納得させるのは難しいだろう。

LINE Money(資金移動業)

LINE Payで「本人確認」を行うと「LINE Moneyアカウント」になる。

「本人確認」は犯罪収益移転防止法(マネーロンダリング(資金洗浄))に基づき行われるもので、「かんたん本人確認」か「銀行口座による本人確認」「郵送本人確認」の3種類がある。

かんたん本人認証は免許証等の身分証と自身の顔をスマホで撮影してアップロードすれば完了する。

また、銀行口座を登録するでもOK。普段からオンラインバンキングを使っている人なら簡単なのだが、そうでない人の場合、まず銀行のオンラインアカウントを取得するところから始める必要があり面倒。ただ、今後もLINE Payを使っていこうと思っているのであれば銀行口座以外からのチャージはセブン銀行ATMやFamiポートに行く等面倒。これを機会に登録をおすすめする。

郵送本人確認は、身分証などをスマホからアップロードする点は簡単本人認証と同じで、認証完了のお知らせが郵便で来る点が違う。

そしたら簡単本人認証の方がいいじゃん!となるが、そのとおりだ。実は2018年11月に犯罪収益移転防止法が改正されるまではオンラインで完結する認証は認められていなかったのでその名残となる。いずれこの方式は消えるだろう。

 

これらが終えるとLINE Moneyアカウントとなり、LINE Cashアカウントで出来る事に加え、以下の事が可能となる。

  • 100万円までLINE Pay残高にチャージ可能
  • LINE Pay残高を友人に送金可能
  • LINE Pay残高を銀行口座から出金可能

100万円というのが、銀行以外の資金移動業者が扱える上限となっている。

LINE ウォレット

LINEウォレットは、LINEの貨幣価値のある企業通貨残高が見られる。

“残高”にかかれている額は、LINE Pay残高と、LINE Payボーナスの合算額。

ポイントとコイン残数も見られる。LINEの企業通貨は、他にLINEクレジットがあるがアプリからは見る事が出来ない。

残高履歴で、LINE Payもらえるくじに (!)資金移動業者の情報 リンクが付いているが、これはLINE Moneyアカウントかつ、LINE Pay残高にチャージされたため。

法律で明示しなければならない。

逆に祝!令和300億円祭でばらまいている1000円はLINE Payボーナス(前払式支払手段)なので掲示されていない。

 

LINE Pay残高(前払式支払手段→資金移動業)

銀行口座等からチャージした残額。

一番柔軟性が高く限りなく現金に近い価値。

LINE Moneyアカウントであれば出金可能で、友人へ送金可能。

全ての支払手段を利用可能だ。

LINE Payボーナス(前払式支払手段)

LINE Payボーナスは、300億円キャンペーンでも配っているが、今後「LINEポイント」の代わりになるであろうインセンティブだ。

LINE Pay残高同様コード払いでお店で使ったり、友人に送金可能だが、銀行口座へ出金は出来ない。

また、LINE Payカード等、コード以外での支払いも出来ない。

LINEポイント(法制限無し)

LINEポイントとはdポイントやRポイントが出てきた際にLINEが対抗で作った「ポイント」だ。

ポイントはユーザーが現金で買う(チャージ)出来ないので企業の謝礼や景品として使われている。

2017年頃までは企業に景品や交換銘柄として1ポイント1円以上で販売していたが以降方向転換を図って発行数を伸ばそうとしていた。LINE Payが本格化してからはあまり注力していないようだ。

 

2019年5月時点では、LINE Pay利用した際の通常還元分(コード払いで3%、マイカラーで0.5%~2%)はLINEポイントで行われている。

Payトクキャンペーンのキャッシュバックは2019年4月まではLINE Pay残高で。

2019年6月に行われるPayトクキャンペーンのキャッシュバックはLINE Payボーナスで行われる。

“LINEポイントコード”というシリアルコードを専用サイトで入力する事でLINEポイントを得る方法がある。伊藤園等がドリンクのフタ部分にエプロンを付け裏のスクラッチを削ると16桁のコードがあり入力する事でいくばくかのLINEポイントが得られるマストバイ施策に使われている。

溜まったポイントはLINE Pay残高にチャージ可能。

もしくはポイントをLINEコインに2:1で交換可能

LINEコインとLINEクレジット

左がLINEアプリ内ストア。右がWebストア。どちらで買ってもLINE上で使える

LINEコインは、LINEアプリ内にあるスタンプストアで使える通貨で、1コイン2.4円相当の価値がある。

100コインを240円で買う事が出来る。

スタンプを定価で買うならLINEポイントを使うと2割お得となる。

なお、コインとは別で「LINEクレジット」が存在するが、LINEウォレット上では一切登場しない

LINEコインがアプリ内ストア限定で使えるのに対し、LINEクレジットはアプリの外、ブラウザ上でスタンプ等を買うのに使える電子マネーとなる。

コンビニで見かける「LINEプリペイドカード」はLINEクレジットの残高にチャージするものになる。

LINEポイントコードと別で「LINEギフトコード」というものがあり、こちらもLINEクレジット残高にチャージ出来る

何故複数あるかというと、おそらくだが、アプリ内課金はApp StoreやGoogle Playのプラットフォーム上で行われるため課金額の30%がAppleやGoogleに取られる。

なので、当然LINEとしてはアプリの外で販売し、利益の大半を手中に収めたい。

しかしアプリの外での課金する事自体禁止でないものの、アプリからアプリ外課金誘導はもちろん、アプリ外で買える事を告知するだけでも重大な規約違反。

過去には当時人気絶頂のモンストがアプリ内課金を迂回する仕様にしたためAppleによってリジェクトされた事もあり各社アプリ内では一切匂わさないようにしている。

なので、LINEもアプリ上でLINEクレジット残高が見れなくなっている。

そして、LINEコインが1コイン1円でないのもユーザーにあえて分かりにくくする事で理由を検索してもらい1クレジット1円相当のWebストアを見つけてもらったり、もしかしたら、1コイン2.4円相当だが、ポイント交換経由では2円相当となり、売っているのがスタンプというデジタルグッズなのであくまでプラットフォーマーには1コイン1円として見せる事で30%の支払いを12.5%まで下げているのかもしれない。

しかしAmazonアプリやヤフーショッピングアプリが30%払ってるとは思えないのでソシャゲ課金、hulu等月額課金サービスとは別の考え方があるのかもしれない。

 

おまけ

相関関係がムズすぎて2次元で表示するのに苦労したがとりあえず完成。

ウォレットとか、クレジットとかウォレットとか残高とか、ペイによって意味が変わるので、今後他のPayでいうところの○○ というのを更新していきたい。

例えばこんな感じ。

PayPayとの文言比較

  • LINEウォレット=PayPay残高
  • PayPay残高=PayPayライト+PayPayボーナス
  • LINEPay残高=PayPayライト
  • LINE Payボーナス=PayPayボーナス

 

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