2020年6月、楽天モバイルが提供する無料通話アプリ楽天LINKが楽天モバイルのSIMが刺さってなくとも使える事をつきとめた筆者。
いち早くまとめて記事にしたのがこれだ。(その後むっちゃいろんなところで裏技的に紹介される事になる)
それから3年の間に、楽天モバイル自体が無料で使えなくなったり、楽天LINKの仕様が変わったりしてお得感は薄まってきた。
それでも、発信のみであれば2022年末でも使えた技なので、22年12月時点では、筆者の当時のメイン端末であるiPhone12miniに、UQモバイルの物理SIMと、ワイモバイルのeSIMを入れて、さらに楽天SIMは入ってないけど楽天LINKを使えるようにしているので1台のスマホで3つの携帯電話番号を使える状況。(あと、まったく使ってないけど050のSMARTalkもあるな。)
2023年の3月には楽天のSIMが無いと使えない大幅改定があった。
2023年6月現在、メイン回線を別で使いつつ、サブの楽天モバイル回線をどう活用し、楽天LINKを使うには、少なくともデュアルSIMで楽天モバイル回線がオンになっている必要があり、
発信時に相手に電話番号通知を行うためにはメイン回線に設定しないといけない。
3年に渡って追記してきたが大きく条件が変わってしまったので、以下はほぼ当時のアーカイブで現在とは状況が大きく変わっているので注意してほしい。
とはいえ通話を結構する楽天経済圏の人ならSPUを上げつつ980円定額通話ツールとして使うのも悪くないだろう。
なお、本利用方法は楽天モバイルの正規の利用方法ではないため今後利用不可になる可能性もある事を理解しておこう。
※2021年6月15日より後述するiPhone版Rakuten Linkの仕様が変更された。この記事では仕様変更後にリライトしているが、ベースがそれ以前の記事となるため注意が必要。
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↓本編スタート↓
準備
楽天モバイルを契約し、SIMを持っている前提でお話する。
まずは自宅などの”WiFi”に繋がっている状態で楽天モバイルのSIMに入れ替えよう。
はじめて刺した場合、楽天のプロファイル設定していないため電波を受信しないが気にしなくて良い。
Rakuten Linkアプリをダウンロード。
連絡先へのアクセス含め、5項目ほど許可するように表示される。
全部許可しておかないと不具合が出る可能性があるので許可しておこう。
それが終わると、楽天モバイルの電話番号の入力を求められる。Androidの場合はSMSで認証するので入力の必要はないが、iOSの場合SIM自体にアクセスして認証を行うためこのような形となる。
My楽天などにいって事前に自分の楽天モバイル電話番号を控えておこう。
(SIM無し不可)通話
普通に考えると楽天モバイルの通話用電波が受信できていなければ電話が使えないと思うが、楽天LINKはRCSという仕組みを使っており技術的にはWiFi環境でも利用出来て、最初の認証時だけ楽天SIMを入れておけばその後ははずしても使えた。
しかし2023年3月時点でそれもできなくなってしまった。
着信(21年7月6日以降不可)
iOS版楽天LINKアプリだと、楽天LINK以外から発信された通話着信はiOS標準電話アプリで受ける事となった。
実際21年8月にドコモSIMを刺したiPhoneの標準電話アプリから、楽天SIMを刺さず、楽天LINKアプリをインストールしたiPhoneの楽天電話番号に発信したところ、ダイレクトに留守番電話サービスにつながった。
↓21年7月以降は出来ません↓
電話番号が表示され、Linkオーディオ…と出れば成功だ。
※現在SIMを抜いているメインの電話回線しか無い場合はこの状態で試せないが後で確かめる方法があるので一旦飛ばそう。
この状態で、楽天モバイルのSIMを抜いて、メインSIMに入れ替えよう。
改めて、楽天モバイルの電話番号に別の電話から電話をかけてみよう。
左のスマホから、右のスマホに着信している。楽天オーディオとなっているが、楽天モバイルのSIMは抜かれている状態だ。
なお、電話がiPhone1台しか無い場合、通常の通話アプリから、楽天モバイルの電話番号に電話してみよう。
さきほど試したところ、通話ボタンを押してしばらくすると、着信した。
▲1台のスマホにA、Bの2番号入っていてAからBに発信してみた映像。
メイン電話から楽天LINKに発信。楽天LINKが受信する。終話ボタンを押すとメイン電話の画面に戻っている。
(23年3月以降不可)発信
発信は、モバイル回線じゃないと電話番号が非通知となるとの記事も見たが、私がソフトバンクSIMを入れた状態で、自宅のWiFiに繋いでRakuten Linkで発信した際、相手方に楽天LINKの電話番号が表示された。
21年8月にも楽天SIMの入っていないiPhoneのRakuten Linkアプリから、ドコモ回線のiPhoneへ電話をかけてみたところ問題なくかける事が出来た。
22年12月にも同様に楽天SIMを出したiPhone12miniから、au回線のPixel5に電話。当然つながるのでSIMを抜いて改めて電話してもやっぱりかかった。
23年3月更新:SIMカード必須に変更
そんな頻繁に電話をかける機会が無いのでもしかしたらもっと前に仕様変更された可能性があるが、楽天SIMを入れずに楽天LINKを立ち上げると上記のような画面が表示されて先へ進めなくなってしまった。
通話品質
通話品質だが、2020年7月のリリース直後にお店の予約で固定電話(03-)に電話したところ、問題なくクリアに会話出来た。
その後、18分間、固定電話(06-)に電話したのだが、相手の声は最初からきちんと聞こえるが、途中1分ほど、なかなかこちらの声が聞こえなかったようだ。
ビデオミーティング時のWiFi接続悪い時のような感じ。その後も1分くらいこちらの声が遅延していたようで、変なところで相槌打つから喋りが一瞬止まちゃったよ。って感じの喋りをされた。
後半は問題なく会話できた。
アプリのアップデートが何度かあり最適化されたのか2021年にはいってからの通話品質を悪いと思った事はない。
ただ、2022年12月のチェックでは、通信回線影響もあるのだろうが、結構遅れて聞こえた。
SMSも送受信可能(追記あり)
楽天LINKアプリの下メニュー右から2つ目の「チャット」がいわゆるSMSだ。
2020年時点では楽天モバイルのSIMを抜いた状態でのWiFi環境でも、送受信どちらもできた。
キャンペーン等でSMS認証が必要だけどあまりメインの電話番号を使いたくないなというシーンってよくあると思うが、これなら楽天モバイルの番号で認証出来るためむちゃくちゃ便利だ。
しかし2021年6月15日からの仕様変更で、Rakuten Link同士でないとSMSが送れなくなった。
Rakuten Linkを利用していないスマホ相手にはiOS標準のメッセージアプリで送受信するように書かれているが、当然楽天モバイルのSIMが入ってないと送受信出来ない(実際に挿入されているSIMの番号での送受信となる)
つまり、6/15以降は送信だけでなく受信もRakutenモバイルのSIMを刺さない限り出来ないので、「SMSは利用出来ない」という事になる。
トリッキーな話をすると、楽天LINKを紐づけた楽天SIMの入っていないiPhoneと、楽天LINKをインストールしていない楽天SIMの入ったiPhoneの2台を用意。
楽天の電話番号にSMSを送信したところ、楽天SIMの入ったiPhoneに届いた。(楽天LINKには届かず。)
楽天LINK=通話料無料ではない!?(追記あり)
2020年7月8日時点時点で心配していたのが楽天モバイル公式サイトの「iPhoneを使う」を見た時だ。
製品(デバイス)一覧の情報として、
iPhone 11やiPhone XSなど、2017年発売以降のモデルはすべてマルになっているが、iPhone XやiPhone8などの機種は国内通話かけ放題がバツになっているのだ。
そもそもこれは、楽天モバイルのSIMをiPhoneに入れて使う際の情報なのだが、楽天LINKがあるのに国内通話かけ放題バツ、というのはどういう事だろうか。
楽天LINK iOS版がリリースされたのが2020/7/9で、対応機種情報が7/8時点なので更新されるとは思うが、もしかしたら楽天LINKで通話したら通話料がかかる可能性も無きにしもあらずである事を記載しておく。
iPhoneからの通話・SMSが無料
楽天モバイルSIMを刺したiPhone XSで楽天LINKをダウンロード、そしてSIMをソフトバンクに入れ替えても使えているわけだが果たして本当に無料になったのか、その答えが上の明細だ。
通話もSMSも無料という結果となった。
途中楽天LINKアプリのアップデートもあったが、2021年7月の通話も無料で請求されていない。
iOS14.4以降に上げられるiPhoneであれば無料になるだろう。
楽天モバイル1年無料期間が終了した人も出てきたと思うが、2021年4月からは1GB以下の通信であれば月額費用が無料となった。
楽天モバイルは順次auのローミングが終了しており、人口カバー率70%を超えた都市部はほぼ楽天独自電波のみとなっている。
プラチナバンドをもっていない楽天モバイルをメインで使うのはまだ怖いが、ahamoやsoftbank on line、povoといった大手キャリアのオンライン専用プランに組み合わせたり、店舗で契約したい、法人契約等の場合はUQモバイルをメインにして、通話は楽天LINKで行うとコスパが高い。
詳しくは以下
たまに認証が外れる
と、これ使えるね。と思ったけど設定から3ヶ月、気づくとログアウトされており、アプリを立ち上げると
Rakuten Linkは楽天モバイルのSIMカードでのみご利用いただけます。SIMカードを入れ直して再度ログインしてください。
と表示された。
理由は不明だが、おそらく以下3つのうちのどれかだろう。
1.iOSのアップデートによるもの
9月にiOS14にメジャーアップデートしており、そのタイミングで外れたのかもしれない
2.楽天LINKアプリのアップデート
可能性としては高い。
LINKアプリインストール時は気をつけていたが、iOS14リリース直後に多くのアプリがアップデートされた。
その際うっかりアップデートしてしまったような気もする。
3.しばらくすると自動でログアウト
楽天のSIMを入れている、入れてないのチェックが入ってなのか、●ヶ月に1回の間隔なのかは分からないが、もしかしたら一定期間経つとログアウトされてしまうのかもしれない。
まとめ
楽天モバイルは、楽天LINKアプリのおかげで通話機能とデータ機能を分離可能。(SMSは使えない)
コロナ禍によって在宅勤務が増えたけど自宅に固定回線がないため困っているといった場合はスマホのテザリングより専用のモバイルルーターを使った方が安定する。
また、メインスマホでは楽天LINKで通話すれば無料なので普段は楽天LINKを使いつつ、今まで使ってきた電話番号でも着信出来るという環境が用意出来る。
また、WiFi環境さえあれば日本の携帯電話番号が使えるというのも海外旅行時に便利だ。
ただし、2021年6月15日以降、海外にいる時にRakuten Link宛に着信があると課金される。
というかiOS標準の電話アプリで着信に変更となるため今回のSIM抜いても使える話でいうと海外で発信は出来るが電話を受ける事は出来ないという事になる。
また、WiFi運用している古いiPhone(iOS13に上げられるもの)に電話番号を持たす事も出来る。
でもそれなら素直に楽天モバイルのSIM挿せばよくない?ってなりそうだけど。
今まで050番号を使って便利だったが、楽天LINKはこれの上位規格として使えるので最強だ。といってもお金払ってまではいらない機能なので無料で使える間は活用しようと思う。
なお、050相手に無料通話したい、無料で保持出来て海外でも安価に通話出来る番号が欲しいならSmartalkがおすすめ。
コメント
これは革命ですよね..
バズってないのが不思議だけど、、規制かけられる可能性があるからバズってほしくない、、
なんとなく出来るんじゃないかなーと思って調べたら本当に試してる人いてびっくりしました。
このブログ初めて見ましたけど大手メディアやキュレーション系の新しい情報何もないのと違って独自色強くテーマも幅広く他のも読んでむちゃくちゃ面白かったです!
バズってもおかしくない超凄い情報だけど今は通話無制限プランあるしそもそも電話かける人少ないから大きいお友達向けウルテクって感じでしょうか?
このブログの独自の切り口好きなのでこれからも楽しみにしてます。
最近一時期より更新少なくないですか?